クローズアップ現代

’99/01/18
Typed by C.F
Top Page


なぜネットで付き合うのか
 希薄な付き合い
 身近でないのでかえって言いやすい

伝言サービスをなぜ使うのか
 知ってる人には却って悩みを語りにくい
 退屈な日常に刺激を求める
 自分は大丈夫だという意識
 伝言で声を聞いただけでも、素直になれるので仲良くなりやすい
 つらいときに与えてくれる
 親友と呼べる人は居るけど、言えないことも多い
 彼氏は会いたいときに会えるわけではない
 あいてる予定見て何かを入れなきゃ
  何かしらの予定を入れる(含む伝言)
  一人になるのは恐い
 自分とはまったく違う女を演じる
  楽しく毎日暮らしている自分に成れる
  伝言がなくなったら、ほかの事して時間を過ごさないと…

写真家 橋口譲二
 面倒な人間関係(築くにも手続きも)
  簡単にボタンを押す
 人に拒否されたことはあるのか
  ここで学べることも多いはず
 匿名で手に入れられる自由とは
  つかの間の自由
  匿名である限り、自分にとっての経験に成らない
  本当の自由ではない
  自分がないのに、自由になれるのか

32歳の主婦
 姑の介護をしても主人からの感謝が感じられない
 専業主婦なので話せる人は主人だけ
 自分にとって全部な人が、私との一体感を持てない人に
 伝言サービスにのめり込む
  声の交換だけなので心だけが向き合ってる
  自分を見て返してくれる
 うっかり信用して、だまされたこともある
 そこのコミュニケーションは本物なのか?
  本物だと信じたい
  錯覚なのかもしれない
  勝手にどっかに消えられる関係
  もっと確実なところに移りたい

橋口譲二
 関係の作り方が即効的
  手続きを踏まない
  自分のイメージの中で相手の関係を作る
 傷つくのは自分じゃない匿名の人格
  責任感がない

薬物について
 こいつやってる(一緒にインタビューを受けてる友人を指して)
 電車の中で外人に貰った
  怖くなって行き付けの医者に見せたら
  健康な人には毒といわれた
 友達から誘われた
  気持ちよくなるから、いいなぁ
 別々の病院で薬をため込む
 お付き合い的にやってる
 合法非合法の意識はない
 良い子の自分で仕事してて苦しい
  家に帰るとすごくつらい
  意志が弱いかもしれないけど、必要

橋口譲二
 情報は疑うべき
 即効的な関係を支えている豊かさ
 人生のつらさ苦しさを生き抜く力、それを豊かさがスポイルしている
 無自覚的に享受している豊かさを反省せよ
 道具に振り回されている