《か行》

かいひせいじんかくしょうがい【回避性人格障害】
  1. 90年代になって急速に目立つようになってきた精神病の一つで、現在精神病棟に入院している青少年の半数はこの障害と言われる。
  2. 人とうまく接することが出来ず、自分を受け入れてくれると分かっているところにしか入っていけない等、消極的な対人関係しか結べないのが特徴。
かえんほうしゃき【火炎放射器】
  1. 主に、対人掃討戦に使用する兵器。ゲル化した燃料を高圧の不活性ガスで飛ばすことで、広範囲に火炎を放射できる。
  2. その火炎による物理的な破壊力だけでなく、使用時に発生する大きな音で心理的な効果も期待できる兵器で、特に密閉空間に立てこもる目標に大きな効果を発揮する。
  3. 「REBIRTH」では、戦自が使用するシーンがあったが、火炎を放射する効果音のバックに女性の悲鳴も入っており、嫌な気分にさせられた。
がくしゅうろぼっと【学習ロボット/learning robot】
  1. 他から教えられなくても、自ら経験し、行動を形作っていくことに出来る、いわゆる学習機能を持つロボットのこと。ロボットの内外との交信を目的としたいかなる手段(遠隔操縦、モニタリングのためのセンサーetcも)も持たない前提でこう呼ばれる。
  2. ロボットが高度化すると、ロボットの制御に際して考慮すべきパラメータが非常に多くなるので、起こりうる全ての状況を予測して制御プログラムを組むことが事実上不可能になる。このため、高機能なロボットの実現には幼児が自然に歩行能力を高めていくように、自らの周囲の環境や自分の制御について学習する学習能力の実現が重要なポイントとなる。
  3. ニューラルネットワークや適応制御等が提案されてはいるが、現状ではいずれもきわめて小さい範囲への適用にとどまっている。
  4. 使徒を定義する上での重要なポイントの一つと考えられる。
がくぶじょいんと【顎部拘束具】
  1. EVAの顎にあたる部分に装着されている部品。拘束具。
  2. EVAのパワーをセーブし、暴走を押さえる働きを持つと思われる。
  3. 零号機以降のEVAに装備が確認されている。
  4. レッドロブスターの海老のハサミについてる輪みたいなものだろう(笑)。
かじ【舵】
  1. 船の方向を変えるための板のようなもの。通常、艦尾(船尾)につく。方向舵。
  2. 加持リョウジのネームソースと考えることができる。
かぢ【加持】
  1. 祈祷と共に現世利益を求める修法。台密(天台宗系密教)、東密(真言宗東東系密教)の僧が行う。手に印を結び、又は金剛杵を執り、蛇羅尼(サンスクリット語による長経)を唱える。病気(普通の病気の他、物の怪なども)や出産の際に行われる。祈祷とは異なり、加持は本人の枕元や隣室で行わなければならない。
  2. 加持リョウジのネームソースと考えることができる。
かつらぎ【葛城】
  1. 葛城ミサトのネームソースとなった空母の名前。奈良県にある「葛城山(海抜960m)」より。
  2. 雲竜型空母三番艦。基準排水量17,150t、搭載機数57機。呉海軍工廠で昭和19年10月15日に竣工。しかし、完成後は燃料も搭載機もなかったため「天城」と共に呉港外に係留されていたが、米軍機の空襲により破損。終戦後は最大の復員艦として活躍し、その任を終えた昭和21年11月15日に除籍され、その後解体された。
かつらぎちょうさだん【葛城調査団】
  1. セカンドインパクト時に南極において発見された第一使徒「アダム」の調査を行っていた学術調査隊。
  2. セカンドインパクトにより葛城ミサト(当時14歳)を残し全滅。
かでんりゅうしほう【荷電粒子砲】
  1. レーザーと並ぶ指向性エネルギー兵器(光線兵器)。粒子ビームの一。
  2. 電子を磁気加速器によって+電圧のみにより直線的に加速し続けて加速、焦点コイルによって収束させて発射する。
  3. 実際の所は、荷電粒子砲は地球磁場の影響を受け易く、又、粒子同士の反発で収束性に難がある為、ビーム兵器としては中性子ビームの方が有望であるとされるが、中性子ビームは大気中では拡散してしまうという欠点を持っている。
かーる=ぐすたふ【カール=グスタフ】
  1. 現在自衛隊で使用されているスウェーデンFFV社製の歩兵用携帯対戦車ロケットの愛称。
  2. 全備重量16.1kg、有効射程700m、装甲貫徹力300mmで通常2名で操作する。
  3. ミサトとシンジを追跡していた戦自の隊員の1人が所持していたのが確認できました。
かるさぐじょじし【カルサグ叙事詩】
  1. エデン伝説の元ネタとなったと言われる謎の共同体「カルサグ」についての伝承を記した粘土板。11枚が現存。時代的にはB.C.3000頃のものだが、内容は紀元前一万年ぐらいの出来事が書かれているらしい。
  2. 「輝けるもの」エヒロムについての伝承などもこれに含まれる。
がれきげりおん【ガレキゲリオン】
  1. 1996年のワンダーフェスティバルの為に海洋堂が特注で作った巨大なEVA初号機のガレキ(=ガレージキット)。
  2. イベント終了後、庵野監督にプレゼントされた。
かんきのうた【歓喜の歌】
  1. ベートーベンの交響曲第九番「合唱付き」の別名。俗に「第九」とも呼ばれる。
  2. 年末に行われる市民オーケストラの恒例行事の一。
  3. 弐拾四話においてBGMとして使用された。
きごう【記号】
  1. 文章、図面など、他人との情報伝達手段において、共通の約束の上で使用される図形の事。
  2. アニメやコミックのキャラクターもそれを利用したパロディが成立する点、又はアニメでは作画監督が違ったとしてもそのキャラクターがそのキャラクターとして認識できる点などからも十分に記号といえるであろう。
ぎじえんとりー【疑似エントリー】
  1. ハッキングに対し、回線を物理的に切断出来ない時にシステムに負荷をかけ、作業スピードを落とす為にホスト側から複数のダミーのエントリーをかけること。
  2. 根本的な解決ではなく、時間稼ぎ的な方法である。
  3. ハッカー側がシステムを把握して、それを行わせないこともある。
きせきのせんしえう゛ぁんげりおん【奇跡の戦士エヴァンゲリオン】
  1. サターン版エヴァの第一弾での地球防衛バンドの持ち歌。
  2. ヴォーカルは岩男潤子さん。
きそげんご【基礎言語】
  1. EVAがパイロットの思考を読み取る際に基本とする言語体系のこと。
  2. パイロットとEVAの基礎言語が異なる場合、起動時にエラーが発生する。
  3. 方言の概念まであるかどうかは不明。
きたいこうかんしけん【機体交換試験】
  1. EVAは通常それぞれに専属パイロットが決まっているが(EVA側のデータをパイロットに合わせる為)、あえてパイロットを交換する実験。
  2. EVA零号機と初号機のように互換性がないと行うことは出来ない。
  3. EVAの属性がどのようにして決められているのかは不明。
きたいれんどうしけん【機体連動試験】
  1. パイロットとEVAハーモニクスをテストする実験。
  2. EVAを拘束具を付けた状態で起動する。
きどうじっけん【起動実験】
  1. ロールアウトしたばかりのEVAに初めてパイロットを搭乗させて行う実験。
  2. 機体連動試験と同様にEVAの拘束具は外さない。
きゃっちゃー【キャッチャー】
  1. 電磁光波柵のこと。
ぎゅー【GYUU】
  1. 奥井雅美のベストアルバム('95 4/21発売、\3000)。
  2. 収録曲「FACE」は第四話ラストの駅のシーンで商店街で流れている歌謡曲として使われた。
きゅういとうおきけっせん【旧伊東沖決戦】
  1. 第六使徒「ガギエル」と国連太平洋艦隊との間で行われた海戦の名称。
  2. 葛城ミサト一尉(当時)が提案した、戦艦二隻(アイオワ級五番艦「イリノイ」及び同級六番艦「ケンタッキー」)による特攻・零距離射撃により使徒殲滅に成功。
  3. 実際に戦闘が行われたのは現JR/東急/京急/相鉄/市営地下鉄横浜駅の直上海域であった。
きゅうとうきょう【旧東京】
  1. 日本国の現首都。
  2. 2000年9月20日にセカンドインパクトの混乱の中で新型爆弾が投下され壊滅した。
  3. その際の犠牲者は50万人とも言われたが、2015年現在においても未だに正確な数は判明していない。
  4. 政府はこれに際し政治的空白を短期間に埋めるべく、長野県に第二新東京市を建設し遷都を断行、旧東京地区は放棄されることとなった。
きゅうみりぱらべらむだん【9mmパラベラム弾】
  1. NATO制式の拳銃弾の仕様。弾丸の直径が9mmで、薬莢の長さが19mm(これを9×19と表す)の弾丸の事。それまでの.45ACP弾に比べ、性能面(主にマン・ストッピングパワー(対人殺傷力))ではあまり変わりはないが、弾丸が細いために携行段数が増えるなどの利点がある。
きりしま【きりしま】
  1. 平成七年に就役した海上自衛隊のこんごう型イージス護衛艦二番艦。排水量は7,150t。最高速力は30ノット。主な武装はハープーンSSM四連装発射機二基、20mmCIWS(ファランクスシステム)二基、127mm単装速射砲一門。
きりしま【霧島】
  1. 霧島マナのネームソースとなった戦艦の名前。宮崎、鹿児島の県境に位置する「霧島山(海抜1700m)」より。
  2. 「霧島」は民間の造船所が初めて建造した海軍の大型艦で、三菱重工長崎造船所で建造された。「霧島」は金剛級巡洋戦艦の四番艦として大正二年に進水したが、昭和五年、昭和十一年に大改装を受け巡洋戦艦から高速戦艦に艦種を変更している。開戦時は南雲艦隊の一艦として真珠湾攻撃に参加し(戦闘行動は行っていない)、その後はその高速の為に様々な作戦に投入されラバウル攻略、ミッドウェイ海戦、第二次ソロモン海会戦、南太平洋海戦と転戦する。そして、昭和十七年十一月十五日第三次ソロモン海海戦で米戦艦「サウスダコタ」及び「ワシントン」と交戦し内「サウスダコタ」を大破させたが「霧島」は撃沈された。昭和十一年の大改装後の要目は以下の通り。基準排水量31,980t、主砲36サンチ連装四基、最大速力29.8ノット。
ぎりしゃじゅうじか【ギリシャ十字架】
  1. 縦と横の杭の長さが同じなのが特徴のロザリオ。
  2. ミサトのペンダントがこの形。
きーる【キール】
  1. 竜骨(艦底(船底)にあり、その船の構造を支える背骨のようなもの)のこと。(keel)
  2. ドイツの軍港の一つ。(kiel)
きんぐすとんべん【キングストン弁】
  1. 船底に付いている弁(正確にはバルブ)のこと。船を自沈させる際に使用する。
きんぐぴらみっだー【キングピラミッダー】
  1. 「超力戦体オーレンジャー」の最終兵器である巨大ロボット。その名の通り巨大なピラミッドが変形する。
  2. NERV本部も実はこいつのように変形するのでは!?(笑)という話もあった。
きんぞくきんにく【金属筋肉】
  1. EVAの起動部分に使用されている生体部品の一種。
  2. 電気的な刺激を与える事で実際の生物の筋肉同様の活動が可能。
くっしょん【クッション】
  1. ピンク色で、真ん中の猫のワンポイントがよい。
くーらー【クーラー】
  1. 人類の至宝。
  2. 科学の勝利。
くらいんくうかん【クライン空間】
  1. クラインの壷の内部のような無期限的な空間の広がり(無限ループ)を持つ空間。位相学的にはメビウスリングと同様のもの。
くるぐるつかい【くるぐる使い】
  1. 筋肉少女帯の大槻ケンジの小説。
  2. コミックス第二巻で綾波レイが読んでいた本。
くろーん【クローン】
  1. 有機生命体のコピーのこと。
  2. 細胞の小片を培養することで作成するが、現状では植物のそれが実用化されているに過ぎない。
ぐんたい【群体】
  1. 単細胞生物と多細胞生物の中間にあると考えられている生物の形態の一つ。
  2. 植物プランクトンの「ボルボックス」や珊瑚などがその例として知られる。
  3. この群体の特徴としては、最小構成単位はそれ自体一個の生命体として機能するが(ボルボックスの場合はクラミドモナスといわれる単細胞の植物プランクトンがそれにあたる)、群体を構成するときは一応の役割分担のようなものも行う事が挙げられる。
げいんりよう【ゲイン利用】
  1. EVAが内部電源使用時に出力調節を行う事。ゲインモードともいう。
  2. 消費電力は通常の1/5に押さえられるが、若干活動が制限される。
けーじ【ケージ】
  1. もともとは骨格、骨組み等の意。転じて「檻」・「篭」の意味も持つ。
  2. EVAを固定する安全装置(拘束具)を設置する事のできるハンガーのような物。
けっしょういでんしろん【結晶遺伝子論】
  1. 東大遺伝子工学研が提唱した(らしい)仮説。
  2. セカンドインパクト後の南極調査と何らかの関係があると考えられる。
  3. 詳細不明。
げひるん【ゲヒルン】
  1. NERV前身となった調査機関の名称。2010年のMAGIシステムの完成に伴い即日解体、同日NERVへと改組された。
  2. 独語で「脳」の意。
げんしちきゅう【原始地球】
  1. 今から40億年程度前のまだ生命の誕生する前の地球のこと。
こあ【コア/核】
  1. 中心のこと。
  2. 惑星の中心となる部分。地球型惑星では鉄(Fe)やニッケル(Ni)、木星型惑星では主として岩石などで構成される。
  3. 使徒及びEVAの心臓部。球状の結晶体である。
  4. 細胞の生命体としての中心部。核膜、染色質、仁、核液の四つの部分から成る。
こいんらんどりー【コインランドリー】
  1. 洗濯機の時間貸しをしてくれる施設。
  2. NERV本部には何故かこの手の設備がないらしい。
こうかべーくらいと【硬化ベークライト】
  1. プラスチックのこと。
こうきどうしゃ【高機動車】
  1. 73式中型トラックにかわる戦場での足として開発された四輪駆動車で、対戦車ミサイルや対空ミサイルのベースとしても使用される。設計思想としては米陸軍のハマーと同一のもの。
  2. メーカーはトヨタ自動車で、ほぼ同性能の車が「メガクルーザー」の名前で市販されている。定価は963万円。
こうきどうもーど【高機動モード】
  1. EVAを最大戦速で稼働している状態。
  2. インテリアのレバーを引き起こした状態で操縦する。
こうしんき【口唇期】
  1. 口愛期。授乳期の乳幼児などが口や唇による感覚を重視する期間のこと。
  2. 第弐拾話英語サブタイトル "ORAL STAGE" の訳語。
こうそくぐ【拘束具】
  1. 「拘束具」とはいうものの、実際はEVAの素体を覆い隠す為のものであり、リミッターとしての役割も有する。
  2. ケージに設置されている安全装置及びEVAの装甲のこと。
こうでんしほう【光電子砲】
  1. 円環加速式試作20型ポジトロンライフル)のこと。
こうどにじゅうにまんきろ【高度22万km】
  1. セントラルドグマが宇宙に持っていかれたときの高度で、最後に確認できる高度。
  2. しかし実はこの時のナレーションは「高度22万km、F層を突破」と言っている。それは、バンアレン帯か何かの間違いではないだろうか。
ごうらさいしゅうぼうえいせん【強羅最終防衛線】
  1. 箱根ロープウェイの末端「強羅駅」辺りの山間に張られている。
  2. 目標がここを過ぎると、迎撃戦力がUNの航空戦力から第三新東京市の地上迎撃システムに切り替わる。
こくさいれんごう【国際連合】
  1. 第二次大戦後、旧連合国を中心に設立された国際組織。
  2. セカンドインパクト後の国際秩序の回復に大きな役割を果たした。
  3. UN、国連等と略される。
……たいへいようかんたい【国際連合太平洋艦隊】
  1. アメリカが指揮権を所有しているUN軍の太平洋における戦力の要。
  2. 旧伊東沖海戦で全艦艇の2/3を失う。
[国連太平洋艦隊について〜映像にて確認分(「死海文書」より抜粋)〜]
    〜航空母艦〜
    旗艦航空母艦オーバー・ザ・レインボーCVN−75ニミッツ級8番艦
    航空母艦ジョン・C・ステニスCVN−74ニミッツ級7番艦
    航空母艦ジョージ・ワシントンCVN−73ニミッツ級6番艦
    航空母艦アドミラル・グズネフォツ
    航空母艦艦名不明一隻

    〜主要艦載機〜
    Su−27kシー・フランカー
    S−3バイキング
    E−3ホークアイ
    Yak−38改フォージャーU

    〜艦船〜
    戦艦イリノイBB−65アイオワ級5番艦
    戦艦ケンタッキーBB−66アイオワ級6番艦
    戦艦艦名不明二隻
    航空巡洋艦ノヴォロシースクキエフ級3番艦
    ミサイル巡洋艦キーロフ級
    ミサイル巡洋艦タイコンデイロガ級
    駆逐艦アーレイ・バーグ級
    護衛艦こんごう級
    護衛艦たちかぜ級
    護衛艦はたかぜ級
▽太平洋艦隊についてちょっち解説
    国連太平洋艦隊の主力をなしているのは米・ソ両海軍であるが、その中でも特に異彩を放っているのが米国のアイオワ級戦艦「イリノイ」、そして「ケンタッキー」をはじめとした四隻の戦艦群である(残りの二隻は「ミズーリ」及び「ウィスコンシン」ではなかろうか)。
    特に、「イリノイ」及び「ケンタッキー」は実際に建造されていないだけに、EVAの世界では、大東亜戦争周辺における歴史に史実との間に何らかの差異が発生したと考えることも出来る。
    史実においての米国最後の戦艦はアイオワ級三番艦「ミズーリ」であるが(四番艦「ウィスコンシン」の方が早く完成したため)、同級は六番艦までの建造計画が存在し、実際に五番艦は1944年に起工されている(後中止)。
    そこで考えられるのは、大戦の終結が遅れた、ということであるが、もし史実通りに1941年12月8日の真珠湾奇襲によって大戦がその幕を開けていた場合、米海軍が「ウィスコンシン」以降の戦艦を建造したか、と考えると、あまりその可能性は考えられないように思われる。特に、アイオワ級より強力なモンタナ級の建造も中止している事などからも、戦争の終結の遅れより、むしろ考えられるのは開戦の遅れである。意外な(訳でもないが)米海軍はもともと伝統的に大艦巨砲、艦隊決戦思想であり、空母を中心とした機動部隊を編成し、それを主力となすようになるのは開戦後である。そうすると、アイオワ級が六隻全て完成する為には、開戦が延びた方がより可能性が高いのでは無かろうか。
    太平洋艦隊でのもう一方の主力、ソ連艦隊の方に目を向けると、「アドミラル・クズネツォフ」の存在が目につく。この「アドミラル・クズネツォフ」は今までのキエフ級をさらに発展させた戦闘空母とでも云うべき特異な存在で、およそ空母に似つかわしくないやたら強力な兵装を備えていることが特徴である。これは、ソ連が空母を建造する際に大戦終了時にドイツから接収した「グラーフ・ツェペリン」を手本としたからだといわれている。自衛艦に関しては完全に実在艦。もっとも一部に実在し得ないハイブリッド艦の存在も確認されている。
    その他には、特にその実在を疑うような艦はなく、また一応21世紀らしくアーレイ・バーク級(余談だが、この艦のネームソースとなったアーレイ・バーグ大将は1996年1月1日、お亡くなりになられた)のような新鋭艦がかなりそろえられており、まさに2015年における世界最強の艦隊であろう。
こざいく【小細工】
  1. ちょっとした細工。
  2. 根本的な解決を考えない、つまらない策略や手段。
……なな【KOZAIC7】
  1. J.A.の起動時に常駐される日本語認識システムの名称。
ごじゅうろくちゃ【五十六茶】
  1. 「DEATH」の空母の甲板のシーンで転がっていた缶。
  2. ちなみに、その手のブレンド茶の内で現在もっとも数が大きいのは三十六茶である。
こだま【こだま】
  1. 洞木コダマのネームソース。東海道・山陽新幹線の各駅停車の列車名。使用車種は0系。
こまがたけさいしゅうぼうえいせん【駒ヶ岳最終防衛線】
  1. (第一)芦ノ湖の東に位置する駒ヶ岳山頂の観測所を中心に張られている。
  2. 戦略上の意味は強羅最終防衛線と同様。
ごーれむ【ゴーレム】
  1. 無垢なる土くれから魔術的に作り出すことの出来る人造人間の一種。
  2. 40日間のみ人間の命令に従わせることが可能とされる。又、その間ゴーレムの体はどんどん巨大化していき、40日目までに消去することが出来なければ宇宙をも滅ぼすとされる。
  3. 消去するには額の「emeth(真理・神の御名)」から第一文字アレフ(e)を取り去り「meth(彼は死んだ)」としてやればよい。
  4. ゴーレムが巨大化していくのは、そのものを支配する土の法則に従って再びアダムの根元的な姿を得ようとする為ともいわれる。
こんふぉーとじゅうななまんしょん【コンフォート17マンション】
  1. ミサトの住むマンション。部屋番号は 11-A-2号室。3LDKと、一人暮らしのやもめ生活にしては広くてうらやましい。しかしシンジがいないと狭い。
  2. 12階建て全158室で、隣には市立医療光学研究所、税務署がある。
  3. ミサトの部屋以外は使用されていない。