《さ行》

さいこうかんぶかい【最高幹部会】
  1. 国連に存在する委員会の一つ。
さいごのしんぱん【最後の審判】
  1. この世界の終わりにあるといわれるもの。
  2. 世界の全てが「悪」から解放される事によってすべての魂か救済されるのだとか。
さるべーじ【サルベージ】
  1. 水中に沈んだ船舶等の引き揚げ作業のこと。
  2. 自我境界を崩壊させた人間の「生命体」としての再構築を行う一連の作業。
ざんこくなてんし【残酷な天使】
  1. 基本的には堕天使ルシフェルのことを言うと考えられる。
  2. しかし、拾四万四千人からなる破壊の天使、懲罰の天使、復讐の天使、死の天使の指揮官である能天使カマエルや、熾天使であるとともに智天使でもあり、「罪深き者の魂を永遠の焔の中で焼く」といわれる大天使ウリエル等、候補は数多い。
じぇいえい【JA】
  1. 農協のこと。
  2. ジェットアローンのこと。
じぇっとあろーん【ジェットアローン】
  1. 日本重科学工業共同体の開発した人型ロボットの名称。東宝怪獣映画「ゴジラ対メガロ」に登場したお茶目で愉快なロボットの名前で、当初発表された「レッドアローン」と本番で決定された「ジェットジャガー」とを合成した名前。
  2. 遠隔操作で制御可能でパイロットいらずだが、EVAほどの瞬発性、器用度は無い。
  3. 原子力エンジン搭載で、一ヶ月間無補給で行動可能。反面、メルトダウンの危険も抱えている。
  4. 当然A.T.フィールドも展開出来ず、使徒に対しての戦力とはなり得ない模様。
  5. 戦略自衛隊が絡んでいるとの話も。
じぇりこのかべ【ジェリコの壁】
  1. 洋画「或る夜の出来事」('34 米)からの引用。金持ちの家出娘と失業中の新聞記者が、宿の同じ部屋で一夜を過ごすことになり、毛布で仕切りを作りそれを「ジェリコの壁」と呼んだことからきているらしい。
  2. 嘆きの壁ともいわれるキリスト時代の遺跡。エルサレム旧市街にある。
  3. ソロモン王が作り、その後戦乱で破壊され、イエス・キリストの時代にヘロデ王によって再建された。
じおいど【ジオイド】
  1. 海面の長期的な高さの平均によって得られる静水面である。平均海面の考え方を陸上にも広げたもの。重力の方向に対して何処でも垂直であるという性質を持つ。
  2. ジオイドとは地球に似た形、の意。
じおしぇるたー【ジオシェルター】
  1. 地下シェルターのこと。
  2. 第三新東京市では通常型で総床面積2000u、収容人員250名。
しおのはしら【塩の柱】
  1. 旧約聖書の創世記19章で語られているソドムとゴモラの滅亡の際、神が脱出させたロトの妻が神の言いつけに背いて後ろを振り向いたために、これになってしまったといわれる。
  2. 「ふしぎの海のナディア」第39話でガーゴイルがブルーウォーターの光に触れこれになる。
  3. セカンドインパクト後の南極海域で海面から飛び出ていたもの。
じおふろんと【ジオ・フロント】
  1. 地上50m以上の地上の地権者が通常使用できない大深度地下空間のこと。
  2. NERV本部が設置されている場所もこの一で、もともとは球形であった直径6kmの空間。
  3. 「誰か」が遺したもの。
  4. 龍神様が棲んでいるところ。
じが【自我】
  1. 認識、感情、意志、行為の主体を外界や他人と区別して言う語。時間の経過や種々の変化を通じて、自己同一的なものという意識を伴う。
  2. 意識や心の主体性を表す概念。
  3. イド(快を求め、不快を避ける人間の本能的エネルギー源泉)から発する衝動を、外界の現実や良心の統制に従わせるような働きをするパーソナリティー又は人格の側面。エゴ。
しかいもんじょ【死海文書/Dead sea Scrolls】
  1. 通常、死海写本と呼ばれる事の多い一連の書物のことで、共同体規律、戦いの書、賛美の詩、銅の巻物、神殿文書などからなる。終末へと至るまでの49×49年におよぶタイムテーブルが記述されており、第一の天使の降臨と共に世界を覆いつくすような大洪水が発生し、人類の半数が死亡すると書かれているらしい。
  2. 1947年に死海のほとりで第一号がベドウィンの羊飼いの少年二人(ユマ・ムハンマド・カリルとムハンマド・アフマド・エル・ハメド)によって発見されて以来、続々と発見された。
  3. キリストの生きた時代の宗教団体「クムラン教団」に関する資料が多いが、それ以外にも「戦いの書(光の子と天使の軍と、闇の子と堕天使の記述が見られる)」、「神殿文書(ネルフ本部のピラミッド型の建物に関する記述がある)」等様々な考古学的な資料も発見されている。
  4. NERV及びその上位に位置する「委員会(ゼーレ)」はここに記された予言に従って行動しているという。
  5. EVA RPGにおいて、GM(司令)の持っているシナリオのこと。
じがきょうかい【自我境界】
  1. 自我と外界との境界線のこと。
  2. 自分の肉体を構成する物質を、自我が「自己」として認識・構築したものと、外界との境界。
  3. ある特定の条件下でこの自我境界を失うと、肉体は量子状態に拡散すると言われる。
  4. 神隠しといわれる物もおそらく自我境界の消失により発生すると考えられる。
……せん【自我境界線】
  1. 「自己」の肉体と外部との自我境界の境界線。
しぐざうあーぴーにーにーまる【SIG SAUER P220】
  1. 現在の自衛隊の制式拳銃でセミオートである。9mmパラベラム弾を使用し、装弾数は9+1。自衛隊のほかにも、スイス軍やドイツの警察などで採用されている。
  2. 基本性能は全く同じだが、グリップ形状を少し改造し、マガジンをダブルカーラム方式にする事で装弾数を増やした(15+1)、P226という銃もあり、自衛隊がP220を採用した際に一部で問題となった。(日本人は手が小さいので、ダブルカーラムだとグリップが握りにくいというのが自衛隊の見解らしい)
じーじゅういち【G11】
  1. 独ヘッケラー&コッホ社が開発したケースレス弾を使用する次世代ライフル。33口径4.73mm。開発費がかかってしまったのと、まだ生産数が少ないのとで、銃も弾も単価が非常に高く独陸軍の一部が採用したにとどまっている。
  2. ケースレス弾とは、通常の銃弾と異なり、薬きょうを使用しない銃弾で、重量を軽減できるために携行可能弾数が増える、地球環境に優しい(笑)などの利点があるが、弾頭欠落や、コックオフ(暴発)が発生しやすい等の欠点も多い。
  3. 「REBIRTH」で戦自の皆さんが使っていたライフルはおそらくこれ。
しぞいどにんげん【シゾイド人間】
  1. 精神医学で言う分裂(シゾイド/schizoid)性格、分裂パーソナリティー、分裂気質等の概念から、現代人の心理傾向をあらわすために慶応大学の小此木教授がつくった造語。
  2. まわりとは一見同調、順応しているように見えるが、深い関わりを避ける(同調的引きこもり)。対人退社会の様々な場面でそれぞれに対応した偽りの自分を演じてしまう等が特徴。
じっけんたい【実験体】
  1. 装甲を外した状態のEVA
  2. ロボットと言うより、まさに人造人間の名にふさわしい外観である。
しと【使徒】
  1. 天使の名を持つ人類の敵。
  2. 学習し、進化する単独兵器。
  3. 遺伝子構造はヒトゲノムに酷似する(99.89%)と言われる。
  4. キリスト教におけるイエスの十二人の弟子のこと。十二使徒。
[使徒について]
第壱使徒アダム最初の人間(♂)
第弐使徒リリト最初の女性(弐番目の人間)サタンの妻
第参使徒サキエル木曜日の祈りに登場する水の天使
第四使徒シャムシエル「昼」
第伍使徒ラミエル「雷」
第六使徒ガギエル「魚」
第七使徒イスラフェル「音楽」
第八使徒サンダルフォン「胎児」(メタトロンの双子の兄弟)
第九使徒マトリエル「雨」
第拾使徒サハクイエル「空」
第拾壱使徒イロウル「恐怖」(同名のコンピューターウィルスが実在)
第拾弐使徒レリエル「夜」
第拾参使徒バルディエル「霰」(EVA参号機)
第拾四使徒ゼルエル「力」
第拾伍使徒アラエル「鳥」
第拾六使徒アルミサエル「子宮」
第拾七使徒タブリス「自由意志」(渚カヲル)
しなぷす【シナプス】
  1. 一つのニューロンから他のニューロンや細胞に興奮を伝達するための結合部をいう。
  2. シナプスには、ギャップ結合というイオンを自由に通す結合装置によって電気信号をそのまま次の細胞に伝える電気的シナプス(electrical synapse)と、軸索のターミナルから放出された伝達物質が次の細胞を興奮(又は抑制)させる化学的シナプス(chemical synapse)とがある。大部分のシナプスでは化学的伝達を行う。
じゃいあんとすとろーくえんとりー【ジャイアントストロークエントリー】
  1. ダイビングにおけるエントリースキルの一つ。大きく足を踏み出すようにしてその足から水に入る。
  2. ワイヤーで降ろされて入水時に足を広げたからといってジャイアントストロークエントリーであると言えるのかは疑問。
しゃげきくんれん【射撃訓練】
  1. NERV職員のそれも現在の自衛隊と同レベルであるとするなら、一人あたり年間100発。
  2. 「訓練で散々……」にはほど遠い。単純計算で3日に1発ですからねぇ。
しゅうこうびる【集光ビル】
  1. 兵装ビルの内、光ファイバーケーヴルでジオフロント内部に太陽エネルギーを供給するために建てられたもののこと。ジオフロントの光源。
  2. 第三新東京市においては半海上都市と(第一)芦ノ湖付近に点在している。
しゅうこうぶろっく【集光ブロック】
  1. 複数の集光ビルからなる地域の名称。
じゅうよんしきおおがたかきょうじそうしゃ【十四式大型架橋自走車】
  1. 巨大な橋状のクレーンを持つ特殊車輌。
  2. 戦場における架橋を目的とした車輌ではあるが、装輪車のためその実用性には疑問が残る。
じゅうよんしきおおがたやせんしきしゃ【十四式大型野戦指揮車】
  1. 大型トラックを改造し、電子/通信装備を充実させた車輌。
  2. NERV本部外での作戦行動時に使用される。
しゅみれーしょんぷらぐ【シュミレーションプラグ】
  1. 実験体に挿入されるエントリープラグのこと。
  2. 実戦用のエントリープラグに比べ、パイロットやEVAをモニタリングする機能が大幅に増強されていると考えられる。
じゅねーぶじょうやく【ジュネーブ条約】
  1. 正式名称を「戦争犠牲者保護条約」という、戦時における生物化学兵器の使用や、捕虜の待遇などを定めた国際条約。赤十字条約、1949年のジュネーブ条約とも。
  2. 捕虜の待遇に関してはジュネーブ第三条約において規定されているが、ここでは捕虜になり得る資格として、正規の軍隊構成員、民兵隊、義勇軍の構成員、従軍記者、労務隊員など軍隊の構成者ではないが軍隊の許可を得て随伴するものなどがあげられている。
  3. ところで、A801号令によって法的保護が失われたNERVの構成員は、実は上に上げた条件のどれにも当てはまらないので、捕虜になる資格はないのである。
  4. もっとも、政府はそんな事言わずに全部「事故」と「災害出動」で誤魔化すつもりだったのだろうが。
しりつだいいちちゅうがっこう【市立第壱中学校】
  1. 主人公の碇シンジや惣流アスカ=ラングレー、綾波レイ等の通う中学校。
  2. NERVもその運営に関係があるらしく、NERV部内ではコード707と言われることもある。
……にねんえーぐみ【市立第壱中学校2年A組】
  1. NERVによってチルドレン候補者がストックされているクラス。
しれいとう【司令塔】
  1. NERV本部中央作戦司令室内にあり、戦闘指揮が執られる場所。
  2. 基部には三機のMAGIが設置されている。
  3. 外観は旧帝国海軍戦艦「大和」級の艦橋に良く似ている。
しんか【進化】
  1. 生命体が周囲の環境に適応し、より高度な生命活動を行うようになること。自然淘汰などで結果的に行われることが多い。
  2. 軽CON'96でプレイされたライブRPGの名前。
じんかくいしょくおーえす【人格移植OS】
  1. 第七世代型有機コンピューターの一部で使用されている、個人の人格をコピーし、それをそのままOSとするシステムのこと。
  2. 小説「ブレイン」やゲーム「FRONT MISSION」に登場する人間の脳をそのままコンピューターあるいはデバイスとして使用するシステムによく似ている。
しんがたばくだん【新型爆弾】
  1. 西暦2000年9月20日にセカンドインパクトによる混乱の中、「某国」より打ち込まれ、旧東京を壊滅させたもの。
しんきょく【神曲】
  1. ルネサンス期のイタリアの詩人ダンテの代表作。主人公が地獄巡りをするという内容。
  2. ここに登場する地獄の断面図は、ジオフロントの断面図のもとネタらしい。
しんくろ【シンクロ】
  1. 同調すること。
  2. EVAとパイロットの交感神経を接続すること。
  3. これによりパイロットとEVAは痛覚を始めとした感覚を共有することになる。
……ぐらふ【シンクログラフ】
  1. パイロットとEVAのシンクロの様子をモニターするためのグラフ。
……ぐらふはんてん【シンクログラフ反転】
  1. 神経パルスEVAからパイロットに流れ込んでいる状態。
  2. 放置しておくとパイロットに精神汚染が発生する可能性もあり、大変危険である。
  3. また、暴走の可能性もある状態であり、このような状況になった場合は速やかにEVAの強制停止を行うべきである。
……ごさ【シンクロ誤差】
  1. パイロットとEVAのシンクロ時に生じる誤差。
  2. 当然、値が低い方が良い。
……こーど【シンクロコード】
  1. コンピューター同士の通信周期時間。
……てすと【シンクロテスト】
  1. パイロットとEVAのシンクロ度数をあげるためのテスト。
……りつ【シンクロ率】
  1. パイロットとEVAのシンクロの度合を表す度数。
  2. 通常百分率で表され、シンクログラフの波形の重なり具合がシンクロ度であろうと思われる。
しんけいぱるす【神経パルス】
  1. 脳より発せられる微少な電流のこと。
  2. これをインターフェースヘッドセットによりピックアップすることでEVAに信号を送り、EVAがパイロットを認識しシンクロが行われる。
じんこうしんかけんきゅうじょ【人工進化研究所】
  1. 国連直属の研究所で箱根にある。ゲヒルンのカモフラージュとして作られたらしく、地下にジオフロントとの連絡線の発着場があった。
  2. E計画の基礎固めを行ったところ。
しんしょく【侵食】
  1. 水の流れの力などで岩や岸などが削られる作用。風化侵食作用とも言う。
  2. EVAからパイロットに神経パルスが逆流することで、パイロットの精神が侵される状況。通常、EVA暴走を伴う。
しんせいきえう゛ぁんげりおんのなぞ【新世紀エヴァンゲリオンの謎】
  1. 特務機関調査プロジェクトチームというユニットの手によるいわゆる謎本の一つ。
  2. 版数が異常で、97年2月10日に初版が出た後、3月1日に71版、3月25日には136版となっている。これは、もし本当なら日本の出版物史上最速のペースなのではないだろうか。(版数が多いだけというなら「出る単」が1200版を越えています)
  3. なお、発行元は「KKロングセラーズ」という会社なのだが、別に「KKベストセラーズ」とは関係ないらしい。
  4. 何というか、存在自体が謎な本である。
じんぞうにんげん【人造人間】
  1. クローニングなどのバイオテクノロジーを用いて「作成」された人間。
  2. 錬金術的な技術を用いて作成された疑似生命体。ホムンクルス。
  3. キカイダー(ハカイダーもあり)。
しんよこすか【新横須賀】
  1. セカンドインパクトにより、旧横須賀港がその港湾機能及び指揮機能を消失した為に建設された港湾都市。
  2. 海上護衛総隊司令部が存在する。
……こう【新横須賀港】
  1. 旧横須賀軍港が水没した後、現在の根岸湾辺りに建造された港。
じんるいほかんいいんかい【人類補完委員会】
  1. NERVの上位機関。人類補完計画を統括し、又、NERVへの予算給付権を持つ。
  2. ドイツのキール=ローレンツを座長とし他英米仏ソ四カ国の代表によって構成される。国連に所属してはいるものの、公開はされていない組織である。
  3. ゼーレの一委員会らしい。
じんるいほかんきこう【人類補完機構】
  1. コードウェイナー=スミスの未来史SFシリーズのタイトル。
  2. 同作品に登場する人類の支配機構。
じんるいほかんけいかく【人類補完計画】
  1. NERVの究極的な目的であるプロジェクト。
  2. NERVの中でも全体像を知る者は少数であり、その実体は謎に包まれている。
[人類補完計画について]
    番組開始当初から考えられていた幾つかの説をまとめてみました。
  1. 人口回復策であるという説
    セカンドインパクトによる直接(津波や水位の上昇)・間接(異常気象やそれに伴う干ばつ、経済の混乱、紛争)的被害で、半分にまで減らされた人類の個体数の回復をはかる物ではないかという説。
    ただ、半分に減少したとは言っても25億強という数字は20世紀中頃の全人類に匹敵する数であり、それをわざわざ地球を痛めつける結果になるのが分かっているのに、回復させるというのは考えにくい。
  2. 人類の寿命を延ばす物であるという説
    人間の寿命はバベルの塔の崩壊以来120年と定められたわけだが、これを元の通り約1000年程度まで延ばそうとする計画ではないかとする説。
    この説の論拠としては、もともと人間は長命種の人間だった「輝ける者エヒロム」の創造物であり、バベルの塔の崩壊によってその技術が失われたために短命になったとするものである。
  3. 人の手による、新たな人類製造計画であるという説
    「新しい生命の創造」という神の業を人の手によって行うことで、人類そのものを神の領域に到達せしめようとすることではないかとする説。
    中性の錬金術師たちを虜にした「ホムンクルス」をはじめとして、人工生命体を創り出し、神になるということはかなり昔から語られたことであり、又、同じ庵野監督の作品「不思議の海のナディア」において登場した「アダム」と「人間の出来損ない」の存在からレッド・ノアにおいて旧アトランティスが行っていたことと同じ(或いは似たような)ことなのではないか。
  4. 選民思想であるという説かつて、ナチスの指導者アドルフ=ヒトラーは「人間の使命は超人の養成と育成による人類の種としての改良である。」と唱えたのだが、もしかしてこれではなかろうかという説。ただ、この説は(曲がりなりにも)公共の器であるTVでの放送を前提とした作品においてはっきり言って問題があるので考えられない。(自主制作アニメや某宗教団体のアニメならアリかもしれない(笑))

    ◆しかし実際に提示された「補完計画」の内容は、より心理学的な面が強調された

    それは

    人々の喪った心

    その心の空白を埋める

    心と、魂の、補完が始まった

    というテロップが流れた事により実証されている。
    この計画において、人の心の補完には人の心をパズルのように組み合わせることにより、空白部を埋め合わせるという方法が採られたのだが、今の所、この補完計画の解釈に関しては大きく二つの説がある。
    一つ目は、後ろ向きな説である。これは先ほどのテロップの直後の碇司令のセリフに基づいた説である。
    そのセリフは
    「全てが一つとなり、永遠の安らぎを得る。ただそれだけに過ぎない。」
    というものなのだが、これを個体の持つ意味を否定した
    みんなで幸せになろうよぉ(声:大林 隆之介)。」
    的な慣れあいととれるものである。

    もう一つは、このセリフによらずに、25,26話(主に26話)のキャラクターの発言から人類補完計画を考えたものである。
    人とは常に相対的な存在であり、自分の存在の確認の為に他者を必ず必要とする。しかし、文明の進歩が人を一人でも生きていくことを可能にし、他者との接触を絶った状態での生活を実現させ、他者の中に自分を置くことを嫌悪する人間を作り出してしまった。そのようになってしまった人間に対し、「他者あっての自分」を認識させる為の計画。
    しかし、そのどちらであるにしても、精神の融合時における肉体の存在はどうなるのかという点については言及されていないが、一体どうなっているのだろうか?

    所で、精神的な補完とは、人類補完委員会の考えていた補完とは全く別物ではないだろうか?
    その理由としては、委員会内部でも「何を考えている、碇。」と、碇司令の暴走に対して全く状況をつかんでいなかったような所があるからである。
    補完委員会は先に挙げた1〜4のような物質的に納得のいく補完を考えていたのかもしれないが、それに対して碇司令が示した解答が第弐拾伍話と最終話で示されたような心の補完計画だったのではないだろうか。
すいか【西瓜】
  1. 夏の風物詩。
  2. 加持さんの趣味。
すーぱーそるどのいどえんじん【スーパー・ソルドノイド・エンジン/S2機関】
  1. 使徒の動力源。核(コア)のこと。
  2. 破壊した場合は往々にして爆発してしまうが、方法によっては爆発させずに活動を停止させることも可能。
  3. そのようにして回収された第四使徒「シャムシエル」のS2機関はドイツ第四支部にて解析、修復が行われ、米国第二支部で四号機に搭載されたが、運用試験中にトラブルを発生し、第二支部・四号機と共にディラックの海に呑まれ消滅した。
すほーいえすゆーにじゅうななけーしーふらんかー【スホーイSu−27Kシーフランカー】
  1. 旧ソ連の傑作機Su−27の海軍仕様。
  2. 中国が南沙諸島問題などで大量に買い付け話題になった。
  3. O.T.R.の主力艦載機らしいが何故?
すまっしゅほーく【スマッシュホーク】
  1. EVAの近接戦闘用武器。
  2. プログナイフと同じ原理で敵にダメージを与える。名の通り斧状の武器。
すみすあんどうぇっそんえむろくよんきゅう【S&W M649】
  1. ターミナルドグマでゲンドウを待っていたリツコが手にしていた拳銃。
  2. .38SP弾(9mm)弾を使用し、装弾数は最大5発。撃鉄が一部しか露出していないのが外見上のもっとも大きな特徴。「ボディーガード」とも。
せいしんおせん【精神汚染】
  1. パイロットに神経パルスが逆流し、その精神が侵食されることによって発生する状況。
  2. パイロットに思考障害や記憶障害、言語障害等の発生が見られる。
  3. EVAにハマって抜けられなくなってしまい、気がつくとセリフをつぶやいていたりCDを予約してたりすること。重度の症状として「一日一回バウムクーヘン」や「菜食主義化」等が挙げられる。
せいしんほうかい【精神崩壊】
  1. 発狂とも言う。あまりに辛い現実に対して精神側が行う最後の自己防衛手段。
  2. 極端なまでの無気力、無感情に陥る、奇声を発する、暴れる等、「異常」とみられる行動をとるようになるの2パターンが主。
  3. 光が…広がっていく……(笑)
せいたいぶひん【生体部品】
  1. 通常のプラスチック等と違い、人体内に移植しても血液凝固を起こさない材質で作られている人工臓器などのこと。
  2. 材質はテフロン(人工心臓弁)等の高分子化合物(ポリマーとも。分子量の大きな化合物のこと。)やキチン(人工皮膚)・キトサン(血しょうタンパクの吸着剤)のような生体適合性のある多糖類(炭水化物に同じ。セルロース・デンプンなどに代表される。)。
せいめいいじもーど【生命維持モード】
  1. EVAの活動をパイロットの生存に直接関わる部分以外停止させる状態。
  2. 理論値で内部電源を16時間近く持たせることが出来る。
せいめいのき【生命の木(樹)】
  1. 世界中に存在する宗教の多くに共通する世界樹のこと。北欧神話におけるユグドラシル(又はイグドラシル)の他、古くはアッシリア等の古代文明から、仏教、ヒンドゥー教に至るまでその概念は存在する。世界の中心に生えているらしい。
  2. ユダヤ教カッバーラーの成文トーラーにあるセフィロトの樹(セフィロティック・ツリー)のこと。10のセフィラー(神的属性のこと。それぞれに1〜10の数字と天使が対応する)と22のヘブライ文字をそれぞれ配した道からなり、宇宙の全てを表すと同時にトーラーそのものであるとも言われる。
せいめいのすーぷ【生命のスープ】
  1. 原始地球の海水のこと。一般にコアセルベートと呼ばれる。
  2. 炭素(C)、水素(H)、酸素(O)、窒素(N)等が溶け込んでおり、最初の生命体はそこに落雷等で電気的エネルギーが加わったことで起こった化学変化によって発生したとされる。
  3. 旧ソ連の生物学者オパーリンによって立てられた仮説に基づいて合成されたのがコアセルベート。
せかいらん【世界卵】
  1. 北欧神話などに見られる世界は卵の中から始まったといいう考え方。
せかんどいんぱくと【セカンドインパクト】
  1. 20世紀最後の年、西暦2000年9月13日、に発生した、南極大陸マーカム山への大質量隕石落下のこと。その直後に発生した津波と溶け出した氷による海面上昇によって、南半球諸国あわせて20億以上の人々が死亡し、有史以来、人類の被った最大の天災となった。
  2. 国連発表によると、南極に落下したのは直径10cmに満たない超小型の隕石であったが、光速の95%以上といわれる速度によって、その質量は膨大なものとなっていた。落下の15分前にメキシコのアマチュア天文学者、セイモア・ナンによって観測されている。
  3. 北半球の諸国も海面上昇によって多大の被害を生じ、大混乱となった。隕石の落下から2日後の2000年9月15日、インドパキスタン国境で難民どうしの衝突から戦端が開かれると各地で軍事衝突が発生した。翌2001年2月14日、バレンタイン休戦臨時条約が結ばれるまで、世界各地の紛争は続いた。
  4. この衝突による衝撃のため地軸が傾いた為、日本は常夏状態と化している。
  5. およそ40億年前に、地球から月が分離する原因ともなった小惑星の衝突であるジャイアントインパクト(ファーストインパクト)に習い、セカンドインパクトと言われる。
  6. 以上の1〜5は国連発表に基づいた文部省検定済教科書の内容であるが、実際は第一使徒「アダム」により引き起こされた”人災”である。
ぜーれ【ゼーレ】
  1. 魂のこと。
  2. NERV及び人類補完委員会の上位機関。
  3. セカンドインパクトの発生に何らかの関与があるらしい。
ぜろきょりしゃげき【0距離射撃】
  1. 艦砲の射撃において、仰角0゜以下(時には俯角をとることすらある)で射撃する超近距離射撃のこと。
  2. ワシントン条約で定められた戦艦/重巡洋艦の主砲クラスの砲(口径20cm以上)では通常5000m以内(特に2000m以内)での射撃のことを言う。
せんじけん【戦自研】
  1. 戦略自衛隊研究所の略称。
せんしじんるい【先史人類】
  1. 歴史時代にはいる前の、文字を持っていなかった人類のこと。クロマニョン人やネアンデルタール人等のいわゆる原始人を指す。ちなみに、先史時代の発掘調査には歴史学だけでなく考古学の分野にも立ち入るようになる。
  2. 創世記における初期の人類のこと。
  3. 第三新東京市直下のジオフロントを遺したのは彼らとされる。
  4. 地球に不時着した「アトランティス」民族のこと。
せんとらるどぐま【セントラルドグマ】
  1. 分子遺伝学の基本的な考え方。1958年、物理学者フランシス・H・C・クリックによって発表された、二重らせん構造をしているDNAの遺伝情報によりタンパク質が構成されるという説の名称。中心仮説。「遺伝情報はDNA→RNA→蛋白質の方向にのみ流れ、逆流しない」が原型だが、レトロウィルス(RNAからDNAに逆転写を行うウィルス cf:エイズウィルス、タバコモザイクウィルス、etc)の発見により「核酸→蛋白質」と改訂された。
  2. NERV本部の地下施設群のうち通常業務の行われる、メインシャフトを中心とした六角形のブロックのこと。
  3. 非常事態に際して最優先で保護される。
せんのう【洗脳】
  1. 強制的にある特定の思想や、団体等に絶対的な忠誠を持つ人間を作り上げるために必要なプロセスの一つ。
  2. 薬物使用、ヘッドギア装着、拷問、修行(笑)等を伴う場合が多い。
せんりゃくじえいたい【戦略自衛隊】
  1. 60年代より中国、ベトナム、フィリピンの三ヵ国間で領有権が争われてきた南シナ海中程に位置する南沙諸島で2003年に起きた中国・ベトナムの軍事衝突を基に設立された。
  2. 府中の旧航空自衛隊防空司令部に中部統括総隊司令部が置かれ、旧東部方面地区を管轄している。国連軍の指揮下で陸・海・空三軍を統括する。
  3. 主力は第二方面軍、装備面では新旧装備が混在し充実しているとはいい難い。
  4. J.A.計画にも関わったらしい。
……けんきゅうじょ【戦略自衛隊研究所】
  1. その名の通り戦略自衛隊の中において、装備の研究開発を専門に行う部署のこと。
  2. 予算も潤沢に支給されているらしく、その研究開発能力はNERVにも匹敵するものとなっている。
そううんきょうおんせん【早雲峡温泉】
  1. 箱根の温泉の一。2015年現在も営業中。
そうりゅう【蒼龍】
  1. 惣流・アスカ・ラングレーのネームソースとなった空母の名前。
  2. 「蒼龍」はワシントン海軍軍縮条約によって日本が許された27,000t級空母三隻の新造、という枠の内、「赤城」と「加賀」を建造した残り一隻の枠で姉妹艦「飛龍」と共に建造された空母である。何故そのような事が可能だったのかというと、日本海軍は27,000tを二つに割って、13,500t級の空母を二隻造ることにしたからである。そうして誕生した「蒼龍」であったが、その誕生には紆余曲折があった。本来の起工は昭和九年だったが、友鶴事件、第四艦隊事件の影響で二度にわたり設計の見直しが行われたため、実際には起工されたのは昭和十年に入ってからだった。昭和十二年に竣工して以来「蒼龍」は常に第一線にあり、真珠湾攻撃にも第一航空艦隊の一艦として参加したが、昭和十七年にミッドウェイ海戦でその雄姿を海の底へと消した。要目は基準排水量15,900t、速力34.5ノット、搭載機数73機。
そたい【素体】
  1. 装甲を全て外した状態のEVA
  2. 実験体
そにっくぐれいぶ【ソニックグレイブ】
  1. プログナイフと同じ原理で敵にダメージをあたえる武器。グレイブの名の通り槍状の武器である。