ETV特集 「世紀を超えて」を読む・食糧

990204
Typed by C.F
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第1集「1頭の牛が世界を変えた」

京大教授・嘉田
 基本的に食糧は自給自足してきた
  20世紀に入り、市場化・大増産
  一方で食糧分配の上で南北格差が発生
 主権国家として正常な状態か
  せめて半分程度の自給率を
   国民意識の向上が第一
    200万トン近くまでの米の備蓄
    農業環境の保全(生産能力の維持)
    遊休農地(減反田)を低い自給率の農産物にまわす
  現在、農政の転換期にある

早大教授・堀口
 工業製品と食糧の差
  暴騰暴落の差が激しい
   価格弾力性が弱い
   備蓄を多くもって変動に備える必要がある
  生産に対して外部への供給が少ない
   途上国に影響が大きい
   外交上の道具ともなる
 日本は米国に食糧を依存している
  農産物の供給は確実でない
   輸入制限はできないが
   輸出の数量制限は認められている
 EUは自給率が上昇している
  日本でも向上させるべき


第2集「大地はどこまで人を養えるか」

嘉田良平
 80年代後半
  緑の革命の影の部分が現れた
 日本の場合
  他国ほどではないが環境問題は出てきている
  本質的には差がない
   残留農薬など
 環境への負荷も考えなくてはならない
 バイオテクノロジー
  期待の産業である
  環境や安全性への配慮が必要
   市場原理に加えての仕組
 食生活への反省
  肉食一辺倒
  無駄の多い食生活
   自給率の改善にも

堀口健治
 国際的な食糧体制
  国際的な食糧備蓄体制
   農業を政治に利用されない
   日本の財政的技術的な指導を
 国際経済の中での食糧
  不足国に優先的にまわす
  土地の有効利用
  ライフスタイルの改定