00/12/04に行なわれた、マルチ話
- くわね
- 全然関係ないのかも知れないんだけど、
- C.F
- にゅ?
- くわね
- マルチが他のヒロイン達と決定的になにか違う点があるとすれば、
- それは、マルチだけはそれが例え0.0000001%にも満たない可能性だとはいえ、
- 「本当に」目の前に現れてくれる可能性があるってことなんだよね。
- C.F
- PLの?
- くわね
- そう。
- C.F
- むしろ
- マルチだけは、「既に」、目の前に表れている、と言えないかな
- くわね
- そうかもね。
- 本田のASIMOとかね。
- C.F
- いやさ
- 物質的デバイスの必要性って、そこにはないでしょ
- そう言う意味では、ToHeartと言うゲームにマルチが表れる=マルチが表れる
- くわね
- いや、なでなでしたいじゃん(笑)
- それは冗談としても(笑)
- C.F
- なでなでも、究極的には物質的デバイスに依存しないが……
- くわね
- そこまで逝くと(^-^;
- C.F
- あーでも、そこでわざわざ物質的デバイスに拘泥するのが、オタクだよな
- くわね
- 拘泥しないとダメなんだよ。そうじゃないとフィギュアとか集めないって(笑)
- うっちー
- そういう話を突き詰めていくと攻殻機動隊とかニューロマンサーになっちゃうんですけど
- くわね
- (^-^;
- もいちどASIMOのあたりまで話を戻すとね、
- C.F
- うん
- くわね
- アレを見て、やっぱり「マルチ」まで後少し、とか思うんだ。
- 全然少しじゃないんだけど。中身の問題があるから。
- C.F
- ソフトウェアは
- くわね
- まぁ、ソフトは要らないんだけどさぁ。
- C.F
- 爆発的に進化する可能性があるから
- くわね
- ペルソナウェアか「どこでもいっしょ」レベルでいいんだ(笑)
- C.F
- 脳がでかくなるのにかかった時間と、文明が形成されるのにかかった時間、っての対比でさ
- C.F
- あーでもさ
- マルチに本当に会う、ってのは、「会えました!また、会えました!」だからさ
- ソフトが重要だよ
- くわね
- うん。でもそれは「僕のマルチ」じゃないから。
- 僕はあの校舎には「いなかった」んだから。
- 「僕のマルチ」に会える可能性がある。それが決定的に違うなぁ、って。
- C.F
- んじゃ、君のマルチはどこにいるのだね
- くわね
- だから、それは0.0000001%にも満たないかも知れないけど、
- これから会えるかも知れない。作られるかも知れない。
- C.F
- あー、うん。わかった
- くわね
- でも、それは「0じゃなくってよ」(笑)な訳で。
- そういう意味で決定的に違うよね。マルチは。
- C.F
- つまり
- 浩之のマルチはそこにあるし、既に出会ってるけど
- 「僕のマルチ」は未来で出会うかもしれない可能性って事かな
- くわね
- うん。そう。
- C.F
- でもそれは、可能性と言う面では
- 他のキャラにも存在できるのでは?
- くわね
- いや、ダメなんだよ。
- C.F
- まぁ、マルチが一番可能性高そうだが
- あーうん
- くわね
- マルチだけは被造物なわけでしょ。
- 変な言い方かも知れないけど。
- C.F
- 他のキャラの場合は固有性なのか
- くわね
- 被造物って言うか、もっと酷い言い方すると、工業製品。
- C.F
- んで、マルチは「〜の」と言う形容が可能なパターンと言うか、類型と言うか
- くわね
- そう。
- くわね
- あかりに限りなく近い人にあったとしようか。
- でも、限りなく近いなら、それは幼なじみとして存在してなくちゃいけないとか、
- うまく言えないんだけどね。
- C.F
- でもそれは可能だろう
- 単なる条件付けの問題だから
- くわね
- なんていえばいいんだろ。
- マルチはどんな状況で出会えたとしてもマルチたりえるけど、
- C.F
- 条件あかりの集合の中に1つしかないという保証がない
- くわね
- 他のキャラはそうではないんじゃないか。そんなあやふやな直感。
- C.F
- だからさ
- マルチは複数世界に存在する事が前提できるのよ
- くわね
- それだ。
- C.F
- んで、その一体は浩之のマルチだし、
- 別の一体は、「僕のマルチ」かも知れない
- うっちー
- んじゃ、長瀬が作ってない“マルチ”は“マルチ”足り得るなのかと言う命題についてどう思います
- C.F
- えっと
- くわね
- もし、あのゲームの中で。
- 一般ユーザとして「マルチ」を手に入れた人が居たとして。
- 「僕」は浩之ではないから、
- 「僕」があのゲームのなかで「僕のマルチ」を手に入れたとき、
- そこに長瀬の存在があるのかというと、
- ないのではないかと思うのです。
- C.F
- 長瀬が作ったって場合の「作った」は浩之のマルチを物理的に作ったという事ではなくて
- 長瀬はマルチをデザインしたわけだから、そのデザインを持っている別のマルチは可能だと思います
- くわね
- えーと、なんか無茶苦茶な文ですが汲んで下さい(死
- C.F
- マルチ足り得る条件は、浩之のマルチを長瀬がデザインした時点で、決まっていて
- だから、マルチである以上、長瀬が関与しているのは確かなのですよ
- くわね
- マルチが持っているのは長瀬のジーンではなくてミームだから、「こっち」にきてもマルチ、といういいかたも良いのかなぁ。
- うっちー
- なるほど、“マルチ”は“マルチ”だから“マルチ”だということですね
- くわね
- そういう風にオチを付けざるを得ないですね。
- C.F
- なんか、論理学上の問題になってるなぁ
- だってさ
- 浩之のマルチは「既に」いるんだもの
- それがマルチの定義だからねぇ
- くわね
- そこから最初の話に帰ると、そのマルチの定義は、
- 浩之以外の他のすべてのPLに複製・修正が効くから、
- っていうことになるのかなぁ。
- C.F
- そんなかんじかな
- 述語論理使うと、精密に記述出来る議論かも
- うっちー
- だから、私の“マルチ”と、あなたの“マルチ”は違ってても、“マルチ”である訳ですか
- くわね
- ですねぇ。
- C.F
- ですね
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