イチゴサンデーの季節
「名雪〜 早くしろ〜」
なかなか靴を履き替えられない半分寝ている名雪を急かしながら俺は先に行く。
外に出ると、暖かい空気と涼しい風が待っていた。
近頃、次第に暑さが温かさに変わってきていた。
それでも時々真夏のような暑苦しい日があるのだけど……
季節は秋になろうとしていた。
そして冬に繋がる秋に。
「祐一、おまたせ」
ようやく目が覚めた名雪が追いついて来た。
走ってきたようだが息は切れていない。
「ちょっと涼しくなったね」
「……ああ」
名雪も同じ事を感じていたらしい。
「イチゴサンデーの美味しい季節も終りだな」
「そんなことないよ」
名雪は笑顔で答える。
そうだな。
「食欲の秋とも言うな」
「うーん……ちがうよ。冬でも美味しいよ」
「だって、大好きだもんっ」
あとがき〜
やっぱり、あまりに範囲が広すぎるテーマだと書きづらいです。
SSにするほどのものじゃない気もするんですが(笑)
今回あまりに短いので空行たっぷり入れました(^^;
名雪とあゆ、イチゴサンデーとたいやき、夏と冬を入れ替えるとあゆSSの出来上がり〜(爆)
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