Diary 〜05年10月〜

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10月3日(月)

今日〜過去の記憶

_ なんか知らないが仕事を上がった辺りから猛烈に気分が沈む。一時間ぐらい部屋で呆けた後、コンビニでつまみとハーゲンダッツを買って、マッカランのハーフロックを作って、飲む。孤独とか過去の記憶とかを考えていたのでKtFのCDドラマを聞きながら。

MUSIC 「未来にキスを ドラマ&オリジナル・サウンドトラック」
「そうやって一つずつ消えていくんだよね」
「彼はそもそもの最初から存在していなかったのだ、ということを確認しに来たのだ」

_ GENESISの後、人間(と神)がまだいる国を訪れた式子の話。シナリオ名:ANABASIS(遠征)。このCDの発売日は2001年の年末だから、個人的には件の時期にあたったりもする。

_ サントラとしてはTr.15「独り」辺りからの展開が(ゲームからの想起を含むものだけど)秀逸。Tr.21「進化」の静謐さを破るTr.22「Kiss the Future」とか。そのとき想起されるGENESISのテキストとか。

_ 「未来にキスを ドラマ&オリジナル・サウンドトラック」【 amazon

GAME Ciel「After... Story Edition」

_ 過去というか記憶というかで、これを先週やった。かなり流し読みモードだったが、渚シナリオの展開が、システムから考えると予想できるものとはいえ、それなりに良かった。

_ Ciel「After... Story Edition」【 amazon


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+ setta 『After... は歌が好き。「BUTTERFLY」とか「I'm after you」、「After Light」のイントロ、あと「未来の行方」。そういやこれも微妙に山岳モノだったか。ふと生徒諸君!を思い出したりも。』


10月4日(火)

今日〜移動日

_ 火曜日は移動日。茅場町〜四ツ谷〜青山〜新橋。QMAが上級魔術師10級に。Pop'nまでカードを作ってどうしようというのか、俺。日曜日に始めてしまったIDOLM@STERは都内の設置場所が微妙なので進んでない。

BOOK 戸松淳矩「剣と薔薇の夏」

_ 幕末の遣米使節団を迎えるニューヨークで起こる連続殺人。歴史物であり、翻訳クライムノベル風でもありながら、「密室」や「奇妙な殺人」を含む本格でもある秀作。誠実に描写される南北戦争直前の米国や維新直前の日本といった時代背景の記述が良。

_ 戸松淳矩「剣と薔薇の夏 上」【 amazon / bk1
戸松淳矩「剣と薔薇の夏 下」【 amazon / bk1


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10月5日(水)

今日〜「夏目友人帳」

_ なんか今日も色々あったけど、帰りに買った「夏目友人帳」できれいに削除。

BOOK 緑川ゆき「夏目友人帳 1」

_ 第二話の時点でやられるなとは思っていたのだが、第四話で規定路線のようにやられまくり。

_ 一目会いたいという気持ちから、届かずとも声をかけたい、そして相手の記憶に残るかもしれないという期待。それは三度会った人との触れ合いとも呼応していたりとか。その時々に与えられたチャンスに精一杯で、決してそれ以上は求めない。そんな姿が心に残る。

_ 妖怪と人とが近くにあって、時に支配・被支配の関係だったり友人だったりもしつつ、決して相手との垣根を越えすぎない。そんな関係がどうしようもなく素敵だ。孤独であるということが、そうでないことよりも幸せかどうかは解らない。けれど、もし前提としての孤独があるとすれば、お互いの孤独をそのままにしながらも相手を思いやれるような、互いにどこかで気にしているような、そんな関係がとても、良い。

_ つまりそれが関係におけるバランスとか上品さと言ったものの本質なんだろう。

_ 緑川ゆき「夏目友人帳 1」【 amazon / bk1


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+ 雪駄 『似て非なる漫画が一冊。紺野キタ「知る辺の道」。』


10月6日(木)

今日〜乗りつぶしオンライン

_ 各所より「乗りつぶしオンライン」。記憶をたどってこんな感じ。4730.4km 23.838%とか。東日本太平洋沿岸しか乗ってないな。


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10月8日(土)

今日〜白州

_ 小淵沢の白州蒸留所に行くつもりだったのだが、見事に寝坊した。八王子で後続のあずさを捕まえて小淵沢着30分遅れ。

BOOK 桜庭一樹「ブルースカイ」

_ 桜庭のハヤカワJA新刊。少女という概念の発生、最盛、そして消失を描いたSF。

_ ガジェットが正しくSFである以上に、何らかのビジョン(世界観)を提示するという意味においてSFである。「少女には向かない職業」はミステリレーベルでの作品であり、ミステリにおける同様の概念「混沌の生成と秩序の回復」がより中心的であったが、本作では提示された混沌(謎)はそのままに放置されるが、そこで語られるビジョンの鮮烈さは際立つものがある。

たあいない会話だけど、やめられん。
せかいと繋がることを、やめられん。

_ 以下は思考のメモ。

_ 作者後書にあるように、本作のテーマは「つながっている」という事である。時代を放浪する少女が「大切なもの」として持っている携帯は端的にそのためのデバイスである。17世紀を舞台とする第一部においては魔術的な言葉や視線がそのためのデバイスであり、近未来(2022年)を舞台とする第ニ部においてはウェアラブルPCやHMDが取って代わる。そうしたデバイスを介して少女(あるいは少女的なもの)は単に外界に存在するだけの保護者や友人や恋人への志向を契機に、「せかい」とつながる。

_ 400年前や近未来に放り込まれようとも、彼女はそれぞれの場でそれぞれのデバイスを用いてと「せかい」とを繋ぐことができる。そこで用いられるデバイスはたどたどしい英語であったり、近未来のテクノロジーであったりするかもしれない。そこで彼女にとって都合のよいデバイスが準備されていることは偶然であったたかも知れない。だが、ただそこに誰かがいるというだけで、広がる青い空以外には何もない、得られた「せかい」とのつながりもまもなく失われる、というか不可能になるような場面でも、彼女は「せかい」とのつながりを感じることができた。

_ 物語のラストに配置された青井ソラの言葉は、単に今の刹那の「せかい」への別れではない。それは、可能であった全ての「せかい」、実現した全ての「せかい」、「せかい」が彼女にとって可能であったということ、この全てへの別れの言葉である。

_ 「せかい」を失い、少女は少女でないものにかわる。

_ 桜庭一樹「ブルースカイ」【 amazon / bk1


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10月9日(日)

今日〜超割

_ 昨日の余波で一日だらだら。午後に横浜で新刊調達とQMA2をしたぐらい。……のはずだったが、なぜかこんな予約を。

[1] 12月 3日(土) ANA 051 東京(羽田)(07:00) - 札幌(千歳)(08:30) 普通席 超割
[2] 12月 4日(日) ANA 790 大館能代(18:05) - 東京(羽田)(19:15) 普通席 超割

_ というわけで、12/3〜12/4に行きますので相談させてください>道南・津軽な人々。相談してから予約しろよという感じだが、今日までだったのでつい。

BOOK 成田良吾「世界の中心、針山さん」

_ 「電撃HP」連載作の文庫落ち。短編連作+多視点もの。悪者が「悪者」であって悪でないあたりがいつも通り。

_ 成田良吾「世界の中心、針山さん」【 amazon / bk1

BOOK 新井輝「ROOM NO.1301 6 お姉さまはストイック!」

_ だらだら・うだうだしているが、最初の頃に比べると「今」の楽天的雰囲気がだんだん危うくなっている感じ。当初から示されてるとおり、今の楽園は決して永遠のものではないのだろうけど。全体としてこっそりミステリーをやろうとしているのではないかという気もしたが、さすがにそれはないか。

_ 新井輝「ROOM NO.1301 6 お姉さまはストイック!」【 amazon / bk1

BOOK 犬上すくね「ういういdays 3」

_ いつの間にか出ていた。しかし絶妙に登場人物を忘れている罠。結局既刊2冊も読み返した。

_ 犬上すくね「ういういdays 3」【 amazon / bk1

BOOK 村上春樹「羊をめぐる冒険」

_ 微妙に読む順番を間違えた? 余り関係なさそうではあるが。平易なテキストで書かれている分、引っ掛かりがなく、適当にだらだらと読んでしまった。別に気負って読む必要はないんだけど。ミステリやSFのように否応なく考えさせる類のテキストに慣らされすぎているのだろうか。

_ 今までに読んだ村上の作品はせいぜい80年代ぐらいまでの時代背景とリンクしていて、しかしその時代を私自身は生きたわけでなくて、その辺が妙な感じである。完全なファンタジーというわけではないが、自分と直接リンクしているわけでもない。

_ 村上春樹「羊をめぐる冒険 上」【 amazon / bk1
村上春樹「羊をめぐる冒険 下」【 amazon / bk1

BOOK 大塚英志「僕は天使の羽根を踏まない」

_ MADARAのアナザーストーリー、らしい。MADARAは知らないんであんまり関係ないけど。大塚は説教くさくなければ普通に楽しめる気がする。もっとも、説教を除いた部分の出来が秀でているかというとそれもまた微妙なんだが。

_ 村上と違って、こっちは90年代に10代を過ごしたという意味で時代背景は自分に密接にリンクしている。だが、それだけに大塚特有の説教くささ・押し付けがましさは際立つ。自殺とかカルト教団とか地震とか、それらに対する見方は確かに自分自身の過去における可能性の一つではありえただろうが、だが現実に与えられた過去は単一のものであって、その過去における経験は特権的なものである。

_ たしかにあの時代において際立つ経験をした同時代の人間はいるだろうし、そのこと自体は否定できることではない。だが、地震の死者数で賭けをする程度に傍観者であった自分自身を省みれば、際立つイベントに対しては単に傍観者であったという経験以外に残るものは何もない。そのことに関する倫理的な問題はもちろんあるが、だからといってその経験の私自身における特権性を否定するものでもないし、巻き込まれたものの経験が傍観者の経験より秀でているわけでもない。

_ むろん、単なる可能性の提示という以上の何かではありえない。として、今作をみなすこともできるのだが、しかし「ピザ配達の青年」に関する記述の冷淡さ辺りからは、そうした「可能性の中の一つ」という認識が大塚自身にあるかどうかはとても疑問に思える。その辺が説教くささ・押し付けがましさの根源なのかも知れず。

_ 大塚英志「僕は天使の羽根を踏まない」【 amazon / bk1


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10月10日(月)

今日〜相模線・八高線・両毛線

_ 土曜日のごたごたで鉄道の日切符が1枚余ったので乗りに行く。

逗子 847 大船 901
大船 906 茅ヶ崎 918
茅ヶ崎 927 橋本 1028
橋本 1031 八王子 1042
八王子 1047 高麗川 1132
高麗川 1145 高崎 1305
高崎 1336 小山 1516
小山 1526 逗子 1747

_ 純粋移動という感じ。いちおう高崎では改札の外に出たのだが、改札外に出なければ「逗子〜戸塚」の往復切符があれば事が足りていたりする。

_ とりあえず、写真(mixi)と乗りつぶし。JR全線の乗車率が5069.2kmで25.545%に。1/4か。

BOOK 村上春樹「ダンス・ダンス・ダンス」

_ 一気に読んだせいもあってか「羊をめぐる冒険」に比べて多少は把握できたような気がする。

_ 出来ることと出来ないことがあって、宿命的に避けがたいことと人の意志で変えられることがあって。それ自身は単なる排中律で、数時間かけて読書するほどの内容でもない気はする。せいぜい、淡々たる中盤を延々と読み続けることで、ラストに配置されたセックスのこれも淡々たる描写にも多少の実質が感じられる程度だろうか。

_ それだけといえばそれだけだし、それなりに価値があるような気もする。

_ 村上春樹「ダンス・ダンス・ダンス 上」【 amazon / bk1
村上春樹「ダンス・ダンス・ダンス 下」【 amazon / bk1


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10月11日(火)

今日〜寝過ごした

_ 五反田に行かねばならないのに、起きたら恵比寿だった。ミーティングの時間までは1時間以上余裕あったから大丈夫だけど、連休モードが抜けてない。

_ 午後は提案書作ったりなんだリ。ガンパレードオーケストラが27時近くの放映なのであきらめて寝る。

BOOK 野尻抱介「太陽の簒奪者」

_ ファーストコンタクトもの。ファーストコンタクトを扱うSFには、ファーストコンタクトの対象そのものを描くものと、ファーストコンタクトによって引き起こされる人類の変化を描くものの2パターンが可能である。本作では前者の要素が鮮烈ではあるが詳細に欠け、後者の要素は説得力があるが魅力に欠けると言った感が残ってしまった。読んでいて退屈かというとそうでもないのだが、いま一つ不満が残る。

_ 野尻抱介「太陽の簒奪者」【 amazon / bk1


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10月12日(水)

今日〜朝

_ 寝坊もせず寝過ごしもせず出社したら、オフィスの鍵が開いてなかった。平日に開錠するのは初めてかもと思いつつ警備解除。徒歩で市ヶ谷〜新宿を往復したりしつつも、淡々と書類仕事して19時ごろに上がり。

BOOK 三雲岳斗「アスラクライン 2」

_ だらだらライトノベルになっているな。どっかで見たガジェット満載だしなー。むう。

_ 三雲岳斗「アスラクライン 2」【 amazon / bk1

BOOK 西澤保彦「黒の貴婦人」

_ タック&タカチシリーズの短編集。いろんな時期のが混じってるんで既刊の読者向けか。相変わらず良い感じに怖いというかなんというか。

_ 西澤保彦「黒の貴婦人」【 amazon / bk1

BOOK 古橋秀之「ある日、爆弾がおちてきて」

_ 時間ネタ中心の短編集。作者後書の主人公とヒロインとの時間軸図が面白げ。

_ 古橋秀之「ある日、爆弾がおちてきて」【 amazon / bk1


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10月13日(木)

今日〜また寝過ごした

_ 起きたら池袋でした。埼京線で折り返して新宿。遅刻にはならない程度ではあったけど。俺俺ブラウザマスタを発見したりしつつ、19時過ぎには終了。QMAやって帰る。

BOOK 瀬名秀明「ハル」

_ 単行本タイトル「あしたのロボット」。近未来、それも現在のロボット研究・産業の流れを継ぐ小説であるので、妙なリアリティが。特にヒューマノイドタイプのロボットへの世間の反発はリアルで、ある種の「不気味の谷」を構成しているかもしれない。

_ 現在との継続・リンクを重視している分、「デカルトの密室」ほどエッジの立った作品ではないし、鉄腕アトムに思い入れのない世代にとってはいま一つぴんと来ない部分もあったりする。もっとも、少女の成長とロボットを絡めた「亜希への扉」と題された中篇(とても解りやすいタイトルである)はかなり良かったように感じたので、要するにバックグラウンドへの思い入れとかその知識とかに依存するのだろう。

_ 瀬名秀明「ハル」【 amazon / bk1

BOOK 戸松淳矩「名探偵は千秋楽に謎を解く」

_ 79年に朝日ソノラマで出た作品の復刊。大相撲に下町といった題材のせいか、あまり作品の古さを感じさせない。ミステリとして極端に面白いというわけでもないが、ライトノベルの前身と思えば結構良い出来ではないだろうか。

_ 戸松淳矩「名探偵は千秋楽に謎を解く」【 amazon / bk1


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10月15日(土)

TOKYO TUNNELIX

_ 行ってきた。初台のシールド発進工を25mぐらい降りた所が会場。設備を撮ったり、JVの展示ブースを見て回ったり。写真( mixi / ここ )


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+ だい 『mixiやってないので写真が見られないorz 公開スペースにもアップして頂けますか?』
+ C.F 『しゅうせいしますた。すんまそん』


10月16日(日)

今日〜情報処理技術者試験

_ 会場が神奈川大学平塚キャンパス。いくらなんでも地の果てと思うのですが…。行ってきますよ。〜〜 行ってきました。かなり地の果てでした。午前問題の出来が微妙なので難しいかなぁ。午後2でネットワーク監視構築話がでたのでその辺は大丈夫だと思うんだけど。

_ 後は家に帰っていつの間にか倒れて本日終了。


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+ ぼぶ 『がんばれー』
+ いわたさん 『TOEICってネットワークの試験なの?』


10月17日(月)

今日〜今週末のこと・TOEIC

_ 毎度のように「杜の奇跡」に参加するので、これも毎度のように山形周りを画策。高畠でワインとかどうだろうと思ってみる。指定の予約状況はこんな感じらしい。あと、おりくらさんは「さよなら芋煮会・旧高畠高校校舎お別れ会」なんでは、と思った。

つばさ 101号 06:28 08:40 ○ ○ △ −
つばさ 183号 06:36 09:16 ○ ○ ○ −
つばさ 223号 07:40 10:17 ○ ○ △ −
つばさ 107号 09:36 11:59 × △ × −

_ 223かな。集約して指定を取るので適当に名乗りをよろしく。

_ TOEICの結果が発表になった。730を超えたので仙台行きの旅費を確保。

117 2005/09/25 390 355 745

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10月18日(火)

今日〜北海道行の検討

_ ついうっかり羽田〜千歳と大館能代〜羽田のチケットを取ってしまったのでその間の移動を検討してみる。

_ 道内の移動はどこを観光するにも以下のような感じで、Sきっぷフォーの函館長万部なんて切符が手に入るかどうかが問題(函館の友人に頼むことになる)。函館からの2日目の行程が要検討。普通に朝の白鳥で移動すると弘前着が昼近くになるので、はまなすを強行すると今度は7時には弘前についてしまう。そして、鷹ノ巣から大館能代までのバスの接続が悪いので弘前を14時ごろに出て、鷹ノ巣に17時着、徒歩連絡で空港という行程の雰囲気。

_ 弘前から大館能代まで雪の人の車を期待するのが一番楽ではあったりしつつも。どうでしょう。ちなみに藤崎を9時過ぎに出る五能線に乗れば五能線周りで大館能代に辿り着けるらしい(が、死んでしまいます)。

新千歳空港〜函館
 北遊切符 3,000円
 Sきっぷフォー 函館〜長万部 2,290円(単純計算)
函館〜鷹ノ巣
 普通乗車券:4,830円
 白鳥  :函館〜青森 1,680円 函館〜弘前 1,340円(乗継割引)
 はまなす:函館〜青森 1,050円 函館〜弘前 1,020円(乗継割引)

_ というか、乗継割引適用の方が安いのか。

BOOK 坂本康宏「シン・マシン」

_ 基本はサイバーパンクなグロアクションSFなのだが、ラストと後書きが反則的な強さで武装していて微妙。アクションSFはあまり好みではないし、作品の外部性を評価するのも好みではないのだが。しかし強力なのは間違いない。

_ 坂本康宏「シン・マシン」【 amazon / bk1

BOOK 小林泰三「海を見る人」

_ 誤解を恐れずに言えば丹念にハードSFに実装されたAir。

_ ブラックホール(あるいは歪んだ時空)を舞台にした短編集。「独裁者の掟」だけ既読であったが、これと表題作「海を見る人」が単作ではベストか。短編集を繋ぎとめる鍵となっている「門」も好きだが、単作としてはちょっと落ちる。

_ 少年とちょっと年上の女の子との話であったりもしつつ。

_ 小林泰三「海を見る人」【 amazon / bk1


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10月19日(水)

今日〜杜の奇跡準備

_ 変則勤務で初台の帰りにくわね氏と合流して土日きっぷ・つばさ指定を取ったり、帰宅後は夏コミ後初めて荷物を整理したりして、杜の奇跡の準備を。問題は金曜締め切りのGD#の原稿を書かねばいけないことだったり。


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10月21日(金)

今日〜原稿書き

_ 杜の奇跡向けの原稿を今日の夕方になってようやく着手。雫のSSシリーズの1作の予定。帰宅後、酒を入れながら書いていたら素敵に酔ってしまった雰囲気。

_ つばさ223ですが、僕らの分を水曜に取った時点で並びの席or窓際は取れない状態だったので、自由席に並ぶ覚悟でなければ、当日朝出るときの最寄り駅とかでも指定を取っておいた方がいいと思います。幸い土日切符は指定の振替が何度でもできますし。(そんな状況なんで指定取ったのに乗れなかったは道義としてやるべきではないですが)


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+ 河合(弟) 『ああ、コメントってこうかくのか』


10月22日(土)

今日〜高畠・仙台

_ 高畠で旧高畠高校と高畠ワイナリーに行ってきた。適度な廃墟感と地元主催イベントのぬるさが良かった。あと、山形風芋煮はカレーうどんに転化できる件。ワイナリーは直販店メインで、酒とか翌日イベント向け資材を調達。写真 ( mixi / ここ )

_ 宿に荷物を置いた後は、適当に招集した面々で夕食。おりくらさんや佐藤さんも出てきたので合計8人でVinoに行く。コースの肉+飲み放題で4k。うまかった。そして飲みすぎた。

_ 飲みすぎたってんで宿に帰った後は一件だけ仕事メールを処理して倒れた。


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10月23日(日)

今日〜仙台

_ 朝、6時ごろに起床したので、写真整理などしながら時間を潰す。途中7時前に一度ホテルを出て、ふらふらと街を歩く。開店直後のモスで朝飯を調達してホテルで食ったり、写真と日記を上げたり。戻りたい街ではあるが、そうそう簡単に戻るのも難しい、とか。

_ AERに移動して、杜の奇跡に参加して、閉会後は前回と同様にお茶飲んで1908の新幹線で帰宅。

EVENT 杜の奇跡

_ 参加。おもちゃ出して遊んでただけの気もするが。しかし人と会うことは重要だし、その点においてはそれなりに充実していたので良しとしたい。代表とのじゃんけんに勝ったので、じゃんけんお姉さんにずんだシェイクを食べさせてもらったり、じゃんけん大会はさっぱり勝てなかったり。そんな感じ。


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10月24日(月)

今日〜一回休みモード

_ 別に休んだわけでもないけれど。なんとなくだらだらと。1943新宿の平塚行で横浜に出て、有隣堂を覗いてから新宿1958の逗子行に乗り継いでみたり。新宿の本屋を巡るより効率いいかも。

BOOK 藤崎慎吾「ハイドゥナン」

_ 「蛍女」と同コンセプトの続編。物語として嫌いではないが、SFとして面白いかというと微妙。これだけ長いのにさっくり読めてしまう辺りからして長すぎ。そんなにがんばってSFしなくてもいいのにという気分。しかし「蛍女」にしてもSFしすぎだったら、作風なんだろうなぁ。

_ 沖縄少し不思議作品として強引に読めば良作。とりあえず「日本沈没」風のカタストロフィ作品ではない。

_ 藤崎慎吾「ハイドゥナン 上」【 amazon / bk1
藤崎慎吾「ハイドゥナン 下」【 amazon / bk1

BOOK 清水文化「気象精霊ぷらくてぃか 5」

_ 仙台駅の書店で入手。少々殺伐気味の帰りの新幹線で読了。和むなー。

_ 清水文化「気象精霊ぷらくてぃか 5」【 amazon / bk1


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10月25日(火)

今日〜誕生日

_ 何を今更。なんにせよ全て今更だったりもする。

MUSIC 坂本真綾「夕凪LOOP」

_ 菅野プロデュースでなくなってから最初のアルバム。「少年アリス」でピークだった菅野サウンドの力強さの代わりに、ガールポップっぽい軽快さとどこか懐かしげなバラードが現れてる。「ユニゾン」「冬ですか」「夕凪ループ」の流れが好きかも。

_ 坂本真綾「夕凪LOOP」【 amazon


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10月26日(水)

今日〜信号機故障

_ 新橋駅構内信号故障で品川久里浜間折り返し運用になっていた。大船から送り込まれるいつもの0753小金井は定時発だったが、その前のが運転カットになっていたのでいつもより混雑。座って寝ているから関係ないけど。運行自体は比較的順調で5分遅れで新宿着。

BOOK 恩田陸「ネクロポリス」

_ タイトルの通り死者の街で行われる「ヒガン」祭りを巡るちょっとミステリっぽいファンタジー。設定も落ちも特に極端なひねりがあるわけでもなく、だらだらと進行する引用と連想主体の物語。だらだらさ加減は心地よいし、引用と連想も嫌いではないが、一気に読まないと辛いタイプの物語ではある。「TRIPPER」連載はいま一つ詰まらない感じがして読まないでいたのだが、まとめて読み返すとそうでもなかったりとか、その辺が作用しているか。

_ 恩田陸「ネクロポリス 上」【 amazon / bk1
恩田陸「ネクロポリス 下」【 amazon / bk1


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10月27日(木)

今日〜移動日・携帯オーディオ

_ 新宿御苑前とか信濃町とか新宿区内をぐるぐるする予定。徒歩で。……信濃町と四ツ谷の間は中央緩行線を使ったが、帰りの秋葉原を含め結構歩いた気配。

_ 今、携帯オーディオ機器はW32SAとPSPなのだが、W32SAのバッテリの持ちがとても微妙なので、何か別のを考えてみる。既にSDオーディオを使っているので松下のSV-SDシリーズが無難かもしれない。FMに関してはFMケータイの機能が地味に便利だったりするし、バッテリが持たないといっても3時間ぐらいは持つので、実際には一日出歩いたりする時がメインになると思うのだが。

_ で、実際にヨドバシでSV-SD90にSDメモリとイヤホンを(勝手に)繋いで聞いてみたが、高音の抜けとか当然違うわけで。11月中旬にSDオーディオの新製品がでるっぽいので、その後の価格を見て検討するかな、といった感じ。

BOOK 石持浅海「BG、あるいは死せるカイニス」
男性化候補の筆頭で、誰からも慕われていた姉が殺害された。姉に死をもたらしたのはこの世界に潜む大いなる謎−? 全人類生まれた時はすべて女性、のちに一部が男性に転換するという特異な世界を舞台に繰り広げる奇想の推理。

_ 内容説明はこうなっているが、西澤保彦みたいなSF的仮定の上に構成されるミステリというのとも違っていて、どっちかというとSFよりか。なぜ殺したのか、もパズルを解くようにではなく、そのような世界で人がどうふるまうかで与えられているので。

_ しかし、すごい勢いでエロゲーシナリオのように見えてしまう。

_ 石持浅海「BG、あるいは死せるカイニス」【 amazon / bk1

BOOK 砂浦俊一「隣のドッペルさん 瞳の中の妖精」

_ 前作で謎が謎として存在していることが明示されてしまったので、サイコミステリ風の何かとしては成立できなくなっている続編。その辺は残念なのだが、どことなく「妖魔夜行」シリーズを思い起こさせる「説明の多い伝奇アクション」スタイルは期待できるかもしれない。

_ 砂浦俊一「隣のドッペルさん 瞳の中の妖精」【 amazon / bk1


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10月31日(月)

今日〜疲労

_ 週末は半年ぐらい断続的にやっていた仕事の仕上げ作業で2日で21時間ぐらい客先。その場で臨機応変に対応して大丈夫だったりするので、精神的な疲労は少ないけど。ちゃんと週明けから動いている模様だし。

Panasonic「SV-SD90A」

_ 週末仕事がぎりぎり店の空いている時間に終わったので外苑前から末広町に銀座線で移動して入手。9,799円。なんか疲れていたのでさっくり買ってしまった。

_ SDオーディオなので使い勝手は悪いし、小さすぎて操作性も悪いしだが、バッテリの持ちと音質は(当然ながら)W32SAよりずっと良い。デフォルトでかなり派手な音質なのでその辺は趣味かと思うが。付属のネックストラップはどうかと思うので、代わりの何かを探さないと。

_ Panasonic「SV-SD90A」【 amazon

BOOK 岩井恭平「ムシウタ bug 3 夢狙う花園」

_ ムシウタはbugしか読んでなかったりもする。若干文章表現とかで引っ掛かりがあるものの全体としては安心して楽に読める良い作品だ。

_ 岩井恭平「ムシウタ bug 3 夢狙う花園」【 amazon / bk1

BOOK 友野詳・諸星崇・北沢慶「リボーンリバース ゴースト・コンタクト」

_ 妖魔夜行シリーズが終わったので、次の何年かのためのシェアードワールド、の模様。全体的な世界構成は妖魔夜行と被っている感じで、文体も似ていることもあって(作者が同じだし)、微妙に読んでいて混乱した。

_ アクション中心のストレートな作品が3本続いたりしていて、シリーズ1作目にしてはインパクトが多少弱いかも。

_ 友野詳・諸星崇・北沢慶「リボーンリバース ゴースト・コンタクト」【 amazon / bk1

BOOK 三浦勇雄「クリスマス上等。」

_ 今月のMF新人でベストっぽい評を見たので。悪くないけど、しかし普通にライトノベルというか、一点良いところってのに欠ける気がする。

_ 三浦勇雄「クリスマス上等。」【 amazon / bk1


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