Diary 〜05年11月〜

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11月3日(木)

今日〜なにもしない日・トワイスアップ

_ 何もしませんでした。

_ QMAを6コインぐらいやったり、アルケプス銃を合計700樽ぐらい作ったり、薄暗い部屋で「夕凪ループ」を聞いたり、IPsecのRFCを読んだり、タリウムで殺人未遂した女子高生に萌えてみたりしただけ。

_ 白州で買ったモルトをトワイスアップで飲んでみる。うまー。

BOOK マーカス・チャウン「僕らは星のかけら〜原子を作った魔法の炉を探して〜」

_ 宇宙の原子(地球や太陽や人間や全てを構成する原子)が「どこで作られたか」について、そして地球や太陽や人間のための原子が「どのようにしてそろえられたのか」についての科学史を扱ったノンフィクション。どの書評でも指摘されているけど、テーマが絞られているのが、読みやすい理由かと思われる。

_ そして、下手なSFよりもSF的快感に満ち溢れてるのだ。炭素12の励起状態に関するホイルの予測についてとか、星が光る理由を突き止めたときのフーターマンスの台詞とか。

私たち人間が生きる条件を整えるために、何十億、何百億、あるいは何千億という星が死んだ。私たちの血液に含まれている鉄、骨に含まれているカルシウム、息を吸うたびに肺を満たす酸素は、すべて、地球が生まれるはるかに前に死に絶えた星の炉で作られていた。(p.408, ll.4-7)

_ マーカス・チャウン「僕らは星のかけら〜原子を作った魔法の炉を探して〜」【 amazon / bk1

EVENT 杜の奇跡8

_ 入手した本を整理してなかった。

田舎工房「マリア様がこげてる その3」
セピアの憧憬「Slow Days」
セピアの憧憬「かすかなビュー」
セピアの憧憬「Dolce」
河合絵師「河合画報」
河合絵師「河合画報 第2集」
楠の木「ある古い樹の物語 「冬、出会いの記憶 -栞-」」
Girl meets the machine「free as bird. 1.0 second edition」

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11月5日(土)

今日〜桜庭一樹×桜坂洋トークショー

_ 行ってきた。ラノベで鍛えられた人とあまり鍛えられなかった人の執筆速度の差とか、文学フリマの新刊の話とか。冒頭、空手の人がメガネの人に突っ込みを入れていたのだが、本気で痛そうだった。空手の人の作品に良く出てくる効果音が単なるSEじゃないことが良く解りました。

_ そういうわけでサインとか。「スラムオンライン」がリアルとバーチャルとかその辺で「壁を越える」話だということに気付いたのは、サインしてもらって帰りに再読していて気付いた。

_ 文学フリマ向けの何かも考えないとなー、と少し前向きになってみたりもする。

_ あと、版元倒産の「福音の少年」(錬金術師ゲンドウ)シリーズを保護した。


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11月7日(月)

今日〜設計

_ いくらなんでもこれはないだろうという設計にぶち当たる。具体的に言うと物理的に結線すらできないレベル。どうせやるなら設計からかかわらないとダメという良い例かもしれない。

BOOK ジャック・フィニィ「ゲイルズバーグの春を愛す」

_ 古き良き時代への懐古とかがテーマの短編集。有名な表題作はもっと長いのかと思っていたら、かなりあっさり終わってしまった。あまりくどくてもしょうがないし、これより広げると今度は長編規模になってしまうかも。あとは同じようなテーマの「愛の手紙」(これもさっくり終わる)とかも好みだった。

_ ジャック・フィニィ「ゲイルズバーグの春を愛す」【 amazon / bk1

BOOK 加持尚武「福音の少年 錬金術師の息子」

_ そういうわけで入手した「福音の少年」シリーズ。ブックマートで買ったらすべて初版であった。

_ エヴァのFF最盛期の名作の一つ「錬金術師ゲンドウ」を改作した作品……という事は以前から知っていたし、元の作品を読んだ時(多分98年)には周囲に勧めて回っていたのだが、なんとなく読まないままでいた。

_ そんなこんなで版元倒産なんて機会で読むことに。5年ぶりぐらいの再読でもあり、改作されたものとしては初読だったりもする。なんとなくストーリーの展開は覚えているし、エヴァのキャラクターを使っていた頃の名残はきっちり残っていたりして、本作に限って言えばエヴァのFFという出所から逃れていはいないなとは感じる。少なくとも冒頭ではキャラの割り当てを戻しながら読んでいたし。ちなみにエヴァ以外のネタはそのままになってる模様。ナミ高須とか。

_ とはいえ、週末に一気に読んでしまうぐらい魅力ある作品であるのも確かで、宗教学やら史学やらの衒学趣味な設定も合わせて、そういうのが好みなら薦められる作品。

_ 加持尚武「福音の少年 錬金術師の息子」【 amazon / bk1

BOOK 加持尚武「福音の少年 図書館のキス」

_ 今作からは「福音の少年」としての作品。FFとしての制約から逃れているので、テーマや人物が絞られている。そして、1899年の一つのイベントを境に現実の世界と分かたれた物語の世界という要素がかなり前面に出てきている。内容の趣味的な傾斜もいよいよ強まってきて正直読者を選ぶところはある。もっとも本作が既刊3冊の中ではもっとも情緒重視な作品ではあって、ラストの辺りは相当好きだ。

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BOOK 加持尚武「福音の少年 歌う錬金術師」

_ 既刊3冊のラスト。戦い志向の作品。敵役(というわけでもないけど)で出てくる同級生のラストがかなり頑張っているのだが、頑張りの方向性は趣味が分かれるかも知れず。

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11月8日(火)

今日〜冬コミ配置

_ 1日目 西1 め-26b「liliane.jp」。またも西1配置か。運用的には楽でいいんだけれども。


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11月9日(水)

今日〜晴れ

_ 空がきれいだったので新宿から初台まで歩く途中で何枚か撮ってみる(ここ)。朝、多少時間があったのでやまぐうさんの移転に対応してみたりしつつ、古いテキストを読み直したりとか。

BOOK 谷川流「ボクのセカイをまもるヒト」

_ 安定した品質の萌えテキストと適度に個性のあるSFとかのネタ要素がさすがに実力者という感じで。属性的にはツンデレ・機械幼女・残酷陰気系・バカ・メイド・無敵姉。

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BOOK 雨宮諒「夏月の海に囁く呪文」

_ ライトノベルっぽくない装丁。装丁は頑張ったのだろうけど、口絵の写真とか解像度が低すぎて逆に悲しい。別に描かれた風景が作品の場面に対応しているわけでもないし。

_ 作品自体は短編連作形式なのだが、導入の冒頭の短編の出来がいまいち。もっと膨らませてせめて薄い本1冊ぐらいにしないと厳しかったんではないだろうか。なんとなく短編連作という形式に引きずられてしまったような気がする。シュプルに比べてよほど好みの話なのでその辺がとても惜しい。

_ 雨宮諒「夏月の海に囁く呪文」【 amazon / bk1


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11月10日(木)

今日〜放浪仕事

_ 青山〜岩本町〜四ツ谷〜池袋と移動して保守とか打合せとか。四ツ谷の自社にいたのは1時間ぐらいだけど、合計2時間以上喫茶店で作業していたような気がする。

_ その後は、Mtさんと池袋であって、鴨蕎麦->ブリティッシュバーという流れ。鴨蕎麦うまー。そして、ラフロイグのソーダ割りの強力なこと。

BOOK 辻村深月「凍りのくじら」

_ 既存の作品の形式をなぞったり、それへのリスペクトを示すような作品は多いのだが、本作はその対象が「ドラえもん」であるミステリである。「どこでもドア」から「四次元ポケット」までの10章のタイトルからしてドラえもんの秘密道具であるし、なによりクライマックス(ミステリだから当然謎解きの)場面がとてもドラえもんっぽいと言うか、藤子・F・不二雄っぽい。

_ 小学生ぐらいの時に当時出ていたドラえもんは一通り読んだのだけど、本作で紹介されるエピソードが思い出されるものもあり、導入だけ覚えていて結末を忘れているものもあり。どこかで機会をみて読み返したほうがいいかもしれない。

_ 辻村深月「凍りのくじら」【 amazon / bk1


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+ だい 『池袋ではどうも乙でした。最後のチョコサンデーに掛かっていたブランデーが効きましたね。酔いが回ったせいでしょっぱい物が食べたくなってしまいました(w <別名ラーメン病』


11月12日(土)

今日〜7777・徒歩部

_ 今日というか昨日は社内パーティーだったので24時過ぎに帰宅した。遅くなったときの常としてグリーンだったのだが、買ったグリーン券の番号が7777だった。日付欄は17.11.11なので、ちょっとしたレア切符に。とりあえず保管しておこう。( 7777 )

_ 今日は午後に都内に出てthen-dさんと白い人と会ったり。神田〜神保町〜末広町〜小川町〜神田と歩いて、ちょっとだけ徒歩部活動。


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11月13日(日)

今日〜C69 2拡

_ いつものように2拡。新機軸な話がいくつかありつつも、とりあえずいつもの様に1日目スタッフで参加登録。いつの間にか冬も3日あって当然という頭になっていて、1日しかスタッフ出来ないのはどこか寂しい気もする。

_ 後はひたすら大航海時代を。ザンジバル〜タマタブ〜シエラレオネ〜アテネ。とか。


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11月15日(火)

今日〜本日休業・双子

_ 珍しく一日何も予定が入ってなかったので夏休み3日目。地震で朝早く起こされた割には寝てばっかりだけれども。

_ 月曜の帰りに後輩らしき人物を湘南新宿ラインで見かけたのだが、相手が気付いてなかったっぽいのと、その後輩は一卵性双生児の兄弟がいるという理由で、声をかけずじまい。

BOOK 北道正幸「プ〜ねこ」

_ ネコとか色々。

_ 北道正幸「プ〜ねこ」【 amazon / bk1

BOOK 林譲治「ストリンガーの沈黙」

_ 「ウロボロスの波動」の続刊。なんとなく「波動」の方が面白かった気がする。もっとも、三部作の真ん中は退屈、というパターンなのかもしれない(三部作なのかどうか知らないけど)

_ 話の展開があくまでもスペオペ方向ではなくてハードSF方向に向いてるのは、ちょっと微妙かも。技術ネタ先行の仮想戦記的方向性とも。後はファーストコンタクトは人の言語で描写するという時点で一定の限界があるな、とか。

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11月16日(水)

今日〜急病人

_ 帰宅途中、湘南新宿ラインから後続の横須賀線に乗り換えようとしたら、ホームでおばちゃんが倒れてた。既に何人かの女性(こういう時は同性がいいだろう)が声をかけていたので、そのまま列に並びながら見ていただけ。なんかすべきなのかなーと思っているうちに警備員が来たのでまあ大丈夫か、と。

_ こういう場合、既に適切な対処がなされていれば騒ぎに参加しないのも一つの協力である、というのは正しい。より正確に言えば、今出来るベストの選択肢には空間を空けるとか、そういうのも含まれるということ。しかし、心情的には微妙ではある。


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11月17日(木)

今日〜MRTG

_ 久しぶりにMRTGの設定を3件ほど。今更MRTGでもない気はするんだけど、とりあえず手軽だ。XOOPSを使っている(=すでにMySQLが入ってる)環境だったので、Cactiにすればよかったかも。

BOOK J.G.バラード「終着の浜辺」

_ 終わってる世界ばかりの短編集。短編集最初の共産国家?での死刑囚と執行人の関係を描いた「ゲームの終わり」が良かった。

_ J.G.バラード「終着の浜辺」【 amazon / bk1

BOOK 大岩ケンヂ「NHKにようこそ! 4 限定版」

_ 魔改造対応済みのフィギュア( ここ )ってどうなんだろう。コミックスの方はかなり暴走してる。

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BOOK 青山景「SWWEET」

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11月19日(土)

今日〜原稿書き

_ 日曜が文学フリマなので原稿書き。日中に都内に出て神田北口のスタバであたりをつけてから、夜に一気に作業。以前に書いたテキストを元に書き足したり、注釈をつけたりなので、珍しく10kbを越えたが実質的に新たに書き起こしたのは半分程度。

BOOK 十月ユウ「その本、持ち出しを禁ず」

_ ファンタジア新人作。眼鏡っ子と図書館員な伝奇アクションっぽい。極端に秀でたとまでは行かないが、良くある新人よりは上手い。そんな感じ。

_ 十月ユウ「その本、持ち出しを禁ず」【 amazon / bk1


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11月20日(日)

今日〜文学フリマ

_ 文学フリマ参加。「blackcherry bob」の行列に並んだり、いつもと少し違う客層を眺めたり、またまたサインを貰ったり。しかし、妙に売り上げがあるな。

_ 帰宅後は大海戦参加者向けの武装を生産したり、酒を飲んだり。ジンジャエール割りは飲みやすくてとても危険だ。


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11月23日(水)

今日〜ヨドバシマルチメディア横浜

_ 三越横浜店の跡地にできた新しいヨドバシへ行ってみた。そこそこの人出。エスカレータ周りの導線整理が甘いような。鉄道模型もそこそこ揃ってるけど、井門があるしそっちは使わないか。

BOOK 松野秋鳴「青葉くんとウチュウ・ジン」

_ MF文庫J、今月の新人。学園もの+宇宙人だが、結構ちゃんとSFしてる。「成恵の世界」とか「食卓にビールを」とかの系統。今月のライトノベルベストかも。

_ 松野秋鳴「青葉くんとウチュウ・ジン」【 amazon / bk1

BOOK 麻生みこと「ことのは」

_ 言葉と部活をテーマにした短編4作。冒頭の書道部&手紙な「薄様の付け文」が特に良い。読んどけ。

_ 麻生みこと「ことのは」【 amazon / bk1

BOOK ロバート・J・ソウヤー「さよならダイノサウルス」

_ 再読。記憶にあった以上にライトノベルだった。恐竜が滅んだ理由とか色々一気に理由付ける辺りは面白いんだけれども。

_ ロバート・J・ソウヤー「さよならダイノサウルス」【 amazon / bk1

BOOK 「SF Japan 2005 WINTER」

_ 梶尾・桜庭・西澤・古橋・恩田辺りにつられて購入。桜庭のは「ブルースカイ」に続いて絶滅した「アイドル」に関する短編。西澤の「森奈津子」シリーズ短編がベストかな。

_ 「SF Japan 2005 WINTER」【 amazon / bk1


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11月24日(木)

今日〜へたれ

_ 出勤早々にいやーんな話が色々と。どうせ苦労するなら自分の責任で苦労したいものですね orz。概ねやる気なく推移して一日終了。帰りの平塚行で今日もウルティマオフラインの人がいて、さらに減少。

MUSIC 堀江由衣「嘘つきアリスとくじら号をめぐる冒険」

_ 一日ひたすら聞いてみた。ばかなり好きだが「黒猫」の時ほどインパクトのある曲がまだ見当たらない。

_ ところで初回特典のブックレットの路線はどこだろう。

_ 堀江由衣「嘘つきアリスとくじら号をめぐる冒険」【 amazon


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11月25日(金)

今日〜朝・夜

_ 昨晩、ハンブルグからマルセイユ経由で東地中海まで買出しに行って、リスボンまで戻ったりしていたのが(当然)良くなくて、ちょい寝坊。

_ 夜は今年度通しでやっていた案件の打ち上げ。全体に体調不良気味だったので1次会で撤収。

BOOK フレデリック・ポール「ゲイトウェイ」

_ 再読。記憶にあったよりは面白い。書かれた時代背景を反映した「SF的」描写が微妙にノスタルジックだったりも。

_ フレデリック・ポール「ゲイトウェイ」【 amazon / bk1


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11月27日(日)

今日〜北行計画・鎌倉

_ 来週、道南と津軽に行くので計画詰め。室蘭と弘前はまだ決定じゃないけどこんなものであろう。とりあえず、はまなすだけ指定を取った。乗車券・自由席特急券は経路が決まり次第で。

12/3
逗子 0453 横浜 0521 488S
横浜 0532 羽田空港 0551 401A
羽田空港 0700 新千歳空港 0830 ANA051
新千歳空港 0849 南千歳 0852 エアポート83
南千歳 0904 東室蘭 スーパー北斗6
東室蘭 0958 室蘭 1011 4470D

室蘭 1539 東室蘭 1552 480D
東室蘭 1623 函館 1824 スーパー北斗16

12/4
函館 0301 青森 0535 はまなす
青森 0612 弘前 0654 632M

弘前 1457 鷹ノ巣 1600 656M
大館能代 1805 羽田空港 1915 ANA790

_ そして徒歩分が足りない気がしたので、鎌倉まで行って鎌倉駅〜銭洗い弁天〜源氏山〜浄智寺〜北鎌倉駅と歩く。途中でデジカメのバッテリがなくなったりもしつつ1時間ぐらい。往復の時間が殆ど無視できるのが楽でいいな。写真( ここ / mixi)


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