Diary 〜01年02月〜

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2月1日(木)

_ 寝坊。仕事遅刻。

_ Wayneさんの日記
とりあえず……。哲学関連を専門にしているからといって、ただそれだけでは何の保証にもなりませぬ。学ぶ事ができるのは、技術であり手法であり定石なのですから。
意味や価値や真実といったものを追い求めるのは、おそらく何の根拠もないでしょう。むしろ、何らかの原因によって何かを追い求めるであれば、その行為にも対象にも価値はない事にはなりはしないか。大切なものは端的に大切なのだ、と。
それで、KISAさんの日記にも関連して。生とか死とか。
私は、死はむしろ怖くないのです。以前の私にとっての恐怖は生き続けてしまう事でした。生きようと思って、生きる事は辛くないのです。死ねない……死なないことの方が恐ろしい。残酷なのは、生きる気も死ぬ気もないままにいても、生きている事で。

_ うっちーさんは私の発言の裏に「純粋」さなるものを見出してるようだけど……。実際に私が純粋かどうかはともかくとして。純粋にならねばならぬ状況や場面は存在すると思う。ねばならぬの時点でその純粋さは不純なのだけど。根拠を探求したり悩んだり全くしないと言う意味での純粋さは私は持ち合わせていない。
どこかに出発点があり、そこをちゃんと出発点だと認める事ができるか。それ以上、根拠を探求したり悩んだりする事をやめる事ができるか。純粋なものを純粋なものとして信じれるか、という純粋さ。


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2月6日(火)

_ 卒業文集の仕事が一段落したら、今度はレポートに追われてます。GameDeepVol.3の再版を受注したんでそれの印刷とか。今週末はBS/BNLのため上京予定。

_ 日曜日未明チャット中、急にPDA買う計画が私内部で進行。一眠りしてから、ヨドバシに行って買う。

_
NTT DoCoMo「GFORT」(Pocket PC, Win CE 3.0, MIPS VR4122)
PHS接続ケーブル
LEXAR Compact Flash Memory 64MB

_ i-modeなPHS「641S」が当分機種交換可能にならなそうなのと、現況のLibretto 60CTの更新時期なのとに対処すべき施策。という事になってる。あと、PHSのパルディオ・Eメールで受けてた転送メールの課金(7円/10秒)が結構な事になってたので。決して衝動買いではない(笑)
対抗品種としては、HP「Jornada548」があったのだけど、CFスロットがType1な事、カラー発色が4096色な事、PHSモデムが内蔵されてない事なんかで、落ち。もっともPHSが運用しやすいPDAなんて、DoCoMoぐらいしか売らないのだが。


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2月7日(水)


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2月11日(日)

_ 12日のBS8/BNL7の為に上京。

_ 0400。起床。準備を始めつつIRCに入ると、しばらくして雪駄さん、続いてjesさんが。……結局、出撃寸前の0615までIRC。良い話であった……
0615。IRCにはまっていたせいで、川内亀岡を0631な仙台駅行のバスに乗るべく坂を駆け下りるはめに。何とか間に合う。
0700。0706仙台の「MAXやまびこ114」に乗車。GFORTでIRCログのチェック……大爆笑。
0706-0924。列車は定刻どおりに運行。白石の近辺から雪が舞い始める。以前、歩いた事のある辺りが雪で白くなっていて、絶景。以後、断続的に睡眠。
0930。東京駅にてうっちーさんと会合。外見上それほど意外でもなく、さんざんIRCで話したので初対面と言う印象もなく。とりあえず、中央快速で新宿へ移動。
1000。新宿駅中央西口。他の面面とは1030に会合予定なので、暇を持て余す。どっか、座れるとこを探そうにも、スタンドタイプの店しかない。ちょうどその頃、私の腹は新幹線の中で食いすぎた朝飯(パン)で反乱(氾濫?)状態。duenoさんが到着してしばらくして、これはやばいってんで駅のトイレへ。
吐く。
1030。多少なりともすっきりして待ち合わせ場所に戻ると、then-dさんも到着していた。移動開始。
1100。都庁北展望台。くわね氏との会合にも時間があるし、暖かいし、日あたりも良いしで、またーりと雑談。何枚か写真をとる。
1230。ヨドバシにてうっちーさん達の買い物に付き合った後、くわね氏と会合。何故に君は東口にいるかね……(笑。ともあれ会合して、再び都庁方向へ。
1300。昼食。ロイヤルホストステーキハウスに行ったら、奥のVIPっぽい「部屋」に案内される(笑。申し訳ないし、もったいないので、雑談に終始。全員同じ物食ってるので会計も楽だったりとか。なぜか、私がロイホのカードに入ったりとか。
1430。近くのビルの公開空地に移動して、作業を済ませる……荷物が増えた。
1530。くわね氏とともに山手線〜東横線で移動。移動中、0400〜のIRCログを2人で読む。くわね氏大感動(笑。
1700。実家に帰る。親と雑談しつつ、IRCを覗きつつ、2300に落ち。


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2月20日(火)

_ then-dさんに薦められて、積み状態になってたTV版To Heartを3話ほどみる。

_ とりあえず、あかりの動きは可愛くない模様。OPでみる限り葵ちゃんが動き可愛そうなんだけど。とりあえず、志保は良いね。

_ BS8日記はまだ上がらない模様。まぁ、そのうち。


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2月23日(金)

_ 消化器系の高負荷試験を実施。失敗。木曜日のほぼ全てを潰す。関係各位には御迷惑をおかけしました。特に仕事山積の時に1日休んだバイト先。

_ バイトの帰りがけに新星堂と広瀬通郵便局の並びの本屋で収穫。

_
SUPER BELL"S「MOTOR MAN vol.3 Sendai-hen & Keihinkyuko」
梶尾真治「さすらいエマノン」(徳間デュアル文庫)

_ 前者は、仙石線/仙山線/利府支線/京浜急行という事で私が入手しないでどうするか、という感じで。「ぱわーど・ばい・しーめんす(*1)」なVVVFインバータ良すぎだ……。とりあえず、日曜日にTBC主催のTALK&LIVEがあるので、もり氏と行ってみる予定。

_ 後者。説教くさいというのは如何ともしがたいところか。信念や「書きたい事」を作品に表現しようとする傾向性そのものは決して否定しないのであるが……。説教の内容自体に抵抗感があるわけではないし。
でも、欲を言えば、語る事=「描きたい事」ではなくて、語られた事を通して醸し出されてくるのが、書き手や読み手の「描きたい事」「読みたい事」だったりすると理想的だと思うのです。
書き手の「書き」と読み手の「読み」を等価にするのに、「語り」という事が言えようかと思うのです。「新たな事を書き出す」特権性と「書かれた事しか読めない」従属性という図式から離れて、物語/ゲーム世界を「書き」や「読み」の現場でその都度新たに「語りだす」とか。イメージとしては、ゲームや本を黙読するときの「脳内CV」というかローカルエコーというかなんですが。
毎度、厳密ならざる議論で申し訳ないです……

_
*1: 車内の製造表記部に書いてある。


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2月24日(土)

_ えーと、椎名ゆーさくさん(2/23)、KISAさん(2/24)、Wayneさん(2/24)について。
ま、あれですよ。システム運用やってる身としては、メンバーの方々の心持ちを出来るだけ察していなければならないわけで。そうなると、うっかり愚痴を……もとい内心を吐露されている可能性のある日記は要チェックだったりするのです。決して、ヒマだとか、覗き趣味だとかではありませんよ。ソース覗いてたりとかしませんし(*1)。
意外な形で、でも、嬉しい反応を示してくれるあたりが、さすが、取りまとめ者と言ったところでしょうか。<C.Fさん
こう言っていただけると、非常に嬉しいです。卒業文集の後書きにも書いたのですが、私に可能な最上の事って、この種の取りまとめ(=仕切)な気がしていて。それをこの本で出来たのは誇らしくもあり、どこか悔しくもあり。

_ ところで。この誇るとか悔しいとか、誰/何に向かっているのだろう。ONEを称揚することで、私が志向している何か。Kanonであれば(栞シナリオの)あゆ、AIRなら(AIR篇の)観鈴なのだろうけど。

_
*1:これは本当……って書いてもなぁ(苦笑


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2月27日(火)

_ 雪駄さんの2/222/23に(ちょっとだけ)関連して。

_ 「私の存在価値なんて……この世のどこにも、かけらほどにも存在しないの」(青空, 文乃)

_ だから作るのだという答えでは弱すぎる。存在価値なんてものは原理として、この世の中に存在出来ない。もしそんなものが見出されたとすれば、その存在価値に関する存在価値やら存在理由やらが追求される事になろう。
可能な回答としては「だから信じるのだ」ぐらいしかありえない。更に言ってしまえば、理由やら価値やらが不明だとしても、依然として私は存在する。

_ 何かの行為をしようとする時、「もし私が存在するならば」という仮定など導入されないのは、「私は存在する」事への信頼がある。少なくとも論理的には信頼が先行する。実践的にはどうか知らんけど。

_ 「誰かに恋をしてる」とか「自由意志をもっている」とか、何とかして世界に根拠を見出そうとして、苦労したりする。で、捏造まがいに何とか見出した挙句に失望してみたりする。根拠があるという事は、その根拠こそが重要であり、大切だと思った事はその帰結にすぎなくなり、結果二次的な価値しか持たない事を示してしまう。
何かを大切にしようと思う時、その何かが不安定で無根拠である事に我々は耐えなければならない。あたかも我々に対する「試し」を行なっているかの如く。

_ 大切な物事は無根拠で不安定なまま、出発点に据えねばならない。それが盲信に過ぎないと他人に指摘され、自分でも感じてしまうとしても。大切な物事を明らかにしようとした探求の試みはそれらを損なってしまう。
探求の末にこんな事が見出されるのは、非常なる背理である。大切なものを称揚するのに有効な方法はただ一つ大切だと信じるだけだと。そして、その信念から出発して何かをはじめる事。

_ ウィトゲンシュタインから引用してみよう。
哲学における君の目的は何か。ハエにハエとり壷からの抜け道を教える事。(『探求』, 1-309)
人はどこかで説明の作業から純然たる記述のそれに移らねばならぬ。(『確実性の問題』, 189)

_ この引用はただ一言の注釈をつければ足りる。

_ AIR

_ と。


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2月28日(水)

_ amazon.co.jpで買い物してたら3冊で10kに手が届いてしまう……。

_
Ludwig Wittgenstein, G.E.M. Anscombe, "Philosophical Investigations/Philosophische Untersuchungen"
黒崎宏, 「言語ゲーム一元論 - 後期ウィトゲンシュタインの帰結」
安倍吉俊, 「lain - 安倍吉俊画集」

_ 英訳しか持ってなかった『探求』の独英対訳版を調達していたはずなんだけど。ともあれ、その英訳本は余ってしまったので、お譲りします。値段等は応交渉。

_ 雪駄さんの2/27

_ 世界が応えてくれるのは、世界が応えてくれると信じているからだ。世界に応えや闘争を見出しているのは僕等である。僕等は見出したいものを世界に見出そうとしている。一切、先入見を持たずに世界に接する事など、元より出来る筈もない。「期待通り」も「期待外れ」もありうるが、期待そのものを取り外す事は不可能だ。
そして、世界を語りだしているのが他でもない僕等である以上、世界が応えを返すのは半ば当然の理なのだ。僕等は世界を自由に解釈するに止まらず、世界の創造に関与しているのだ。

_ PBMのPL/プレイングとマスター/リアクションという構図を考えてみれば良い。PLがへたれたプレイングを書いてくる限り、どんな偉大なマスターも素晴らしいリアクションを書く事はない。PLに見放されたマスターほど虚しいものはない。イメクラだって、客あってのイメクラだ。

_ 物語とはそういう事だ。
僕等が物を語るとき、物語が生まれる。世界が生まれる。

_ もっとも、そこで生まれる世界が、いわゆるゲーム内世界とは限らないが。
腐ったマスター(少なくとも、僕らには彼はそう見えた)に僕等が何度も働きかけた挙句、見捨てた時、その闘争と逃走において一種のゲームが生まれていたかもしれない。次回のプレイングを仲間と検討し、「これならば認められるだろう」と頭をひねり、「どうして奴はああなんだ」と愚痴を交わし。その頃は、毎月東京某所のプライベ会場に行くのが非常に面白かったものだ。
その前年にやっていたPBMでは、半分暴走気味の組織に身をおいて、活躍を得る事はできたものの、やはり何か足りなかった。その欠如を埋める事ができたのは、あのマスターのおかげかもしれず。

_ 非常に極端な例ではあるけれども。これもまた物語の一つのありようか。あのマスターと僕等は確かにある事を巡って物を語り合っていた。噛み合っていたかどうかは置くとしても。そこに一つの物語があった。
なんでもかんでも是としてしまう私の悪い癖かもしれないけど。やはり結論になりそうなのはこれだ。

_ くどくど言わずに、黙ってゲームをやれ。
……すいません、いっぱい溜まってます。


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