Diary 〜03年12月〜

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12月1日(月)

BOOK 森博嗣「夏のレプリカ」

_ 社会からの隔絶、すなわち拘禁によって、彼らは擬似的にあるいは実質的に死ぬ。

_ しかし、逆説的なことに、隔絶された者・拘禁されている者は肉体を確認されないままの状態で「生きている」とみなされる。例えば、間賀田四季は生きている存在として振舞い続けながら、肉体を交換した。

_ 簑沢素生は社会的にあるいは肉体的に生きていたのか死んでいたのか。この作品での密室はその部屋の住人の生死が不定であるという点で、シュレディンガーの箱的な場に成り代わっている。

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BOOK 那谷敏郎「「魔」の世界」

_ 山海経より全般的で、山海経より面白い。

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12月2日(火)

BOOK 森博嗣「今はもうない」

_ つまり密室とは作られるものではなく、作るものなのだ。

_ 加害者に襲われた被害者が再度の襲撃を避けるために密室状況を作り出し、その中で死んだ。とするような形式は、あの自己拘禁に形式の上で一致する。すなわち、拘禁すること密室を作り出すことは何らかの防衛として一般的には存在する。

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12月3日(水)

BOOK 森博嗣「数奇にして模型」

_ 文庫版の米沢代表の解説で全てという感だろうか。

_ 最後のシーンが良い。HOのシーナリーの中に作りこまれた全体。世界は閉じている。

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12月4日(木)

BOOK 森博嗣「有限と微小のパン」

_ 世界は相変わらず閉じている。

_ この閉じた絶望的な世界は、閉じているという点を除けば相当に優秀である。なんらかの新規な技術で作り出された世界を持ち込まずとも、たいていのことは可能である。

_ 最後のシーンで犀川に明かされる四季の行動は、それ自体が事実かどうかはもちろん別として、ひどく滑稽である。彼女ほどの天才がただ単純に対象の近くで盗み聞きをしている。

_ 14歳天才美少女並みの行動といっても良い。その程度の幼稚さが、精緻さを誇るシステムに勝る。人は、この世界が有限で微小である事を知っているが、同時にこの世界が展開された時、とても広大で可能性に満ちた存在として現れることも知っている。

_ 所詮その程度の世界。Wizardryの世界構造はとても制約されていて大した広さもないけれど、無限の時間を無限の可能性の元に過ごせることを僕らは知っている。

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12月5日(金)

BOOK 森博嗣「地球儀のスライス」

_ さすがに短いものは通しで覚えているな。

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12月11日(木)

腸部

_ 部員資格は腸回りをいじったことのある人(ぉ。

_ FVさんのを読んで、なんか以前に大腸の内視鏡は他のよりずっと楽だとか言いまくっていた自分を思い出して、申し訳ない気分に。

_ ともあれ、おつかれさまです。

_ メルマガの配信テストが20時からだったので、18時過ぎに一旦会社を抜け出して秋葉に行く。

_ 坂本真綾様の「03+」「少年アリス」、田中メカの「天然パールピンク 3」をげと。それから、今月発売のFM付携帯A5503SAの機種変更予約を。

_ なんか、アスカ育成計画が出ていたので、土曜日に横浜辺りで買うか。


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12月14日(日)

写真部

_ A1のてすと。横浜にちょっと行った際に。(1MB超注意)


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12月15日(月)

週末

_ 冬に向けて振込みとか。

_ 薄型で気に入っていたけどヒンジ周りが壊れかけていたA1012K2を、薄型の後継でもありつつFMつきなA5503SAに機種変更。バッテリの持ちが気になったが、FMの連続聴取時間は40Hだから、毎日充電するようなスタイルならさほど気にしなくても良いらしい。

_ 自宅付近では84.7, 81.9は入るけど、80.0や81.3は無理らしい。

仕事

_ /var/qmail/queue にどれだけ高速にinjectできるかという問題。

_ fsの特性だとか、fsync(2)とかそういう話に結実してしまって、正直手におえないのだが、何とかねじ伏せねばならないのでいろいろ。

体調

_ 落ち目なので、極力ご飯は抜きの方向で。


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12月16日(火)

PC bigsister

_ こんなものが。

_ いつのまにー。ほんやくするしか?

昼過ぎ

_ 眠いぜ。

_ 食後、かなり下から出て行ったので、そっち関係はかなり楽。そっち方面が仕事しているから、眠いって話もあるな。

_ 冬まで11日なのに気付いて驚愕する冬の日であった。


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12月18日(木)

このMLは「このMLはspam ばかりですね」ばかりですねML

_ は、どうにかならんものか。

松任谷由美「やさしさに包まれたなら」

_ ふーむ。結構いい感じだ。

今日

_ は徹夜作業のため、17時ごろ出社。

格付け
調 査 結 果
当該数 33 当該する法則の数が、鉄道ファン中級〜鉄道ファン上級レベルです。あなたは「いわゆる」鉄道ファンです。しかしまだ「鉄道ファン」を極めていません。
鉄道行動感染症 進行度 A あなたは完璧に鉄道に侵されています。鉄道が脳の60%〜80%ほどを占領しているため、毎日鉄道に刺激を受けると、体が自由に動かせなくなります。たまには、鉄道のない沖縄などで休養を取られることをお勧めいたします。
鉄道ウンチク度 A あなたの周りの人は、あなたがいつも鉄道のウンチク話をするので、あなたにあきれ返っています。あなたは気づいていないかもしれませんが、周りの人は大変迷惑しています。自分の発言を一日中録音してみて、吟味してください。
鉄道「揚げ足」度 A あなたの周りの人は、鉄道のことなどどうでもいいと思っているのに、あなたはその人が間違えるとすぐに訂正を入れます。これでは「イヤな鉄ちゃん」です。他人の立場に立って考えられる人間になってください。
鉄道「専門家」度 B あなたはかなり高度な鉄道ファンです。鉄道の楽しさも、鉄道工学も知り尽くしているかもしれません。
時刻表マスター度 B あなたは普通程度の時刻表マスターです。時刻表がなければ生きられないわけではありませんが、時刻表で1時間暇つぶしができるでしょう。
鉄道による生活制御度 C あなたの生活の1/4はチョッパ装置に制御されています。これぐらいなら、バランスのとれた生活ができそうです。
はじ知らず度 B あなたは駅や沿線で、とても目立っています。名撮影地や部品即売会会場などで特定の人々をよく見かけることでしょう。一般人から見て「鉄道ファン」だとバレていますので、注意してください。
総合評価 49 / 100 あなたの鉄道ファン度は、ふつう。とはいえ、社会から見るとバリバり鉄ちゃんです。だからといって、そんなにディープでもないので、ご安心ください。今後とも、鉄道ファンライフを楽しんでください。

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12月21日(日)

りふぁら
1: ご協力ありがとうございました。楽しんでいただけましたか?by美鎖

_ おや。


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12月22日(月)

今日

_ 眠い。

_ 先週の体調不良部は去ってくれた模様。この調子で30日まで持たせないと。

_ 後は原稿を書くだけ。#の適当なやつと、マリみての何か。

_ あ。なすが微妙に多いな。


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12月23日(火)

BOOK 今野緒雪「マリア様が見てる バラエティギフト」

_ 短編集。

_ 考えてたSSのシチュに近いのがあって少し悩む。なんとかなるかな。

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NHKスペシャル

_ 「地球市場 富の攻防 命をめぐる覇権」を見直してたら、レミケードが出ていた。

_ それはそれで良いのだが、冒頭のシーンはCD治療のための話なのに、後半のシーンではリュウマチ治療が例になっていて、高額な医療費を払う場面が出ていた。

_ いつ頃取材したのかはわからないけど、今年9月までだったらCDの人が通院で投与を受けても1000円しか取られなかったはずなので、そのせいかという気がした。これはこれでごまかしかと思うんだが。


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12月24日(水)

BOOK 木尾士目「げんしけん 3」

_ なんかアニメ化されるらしいけど。どうなんでしょ。

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BOOK 定金伸治「ジハード 4 神なき瞳に宿る焔」

_ 死にまくり。

_ ジャンプノベルの目次を眺めるとまだまだ続きそうなんだが、こんなに殺していいものか。もっとも、銀英伝の例にもあるように正しく人々を殺す技術というのは何かと難しいものなのだが。

_ その点、史実に即していると、死ぬタイミングだけは定まっていて楽(?)なのかな。

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BOOK かわぐちかいじ「ジパング 13」

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BOOK オースン・スコット・カード「ゼノサイド」

_ 説教といえば説教なのだが。

_ カード自身がある宗派の人間でその位置に即した小説を多く書いていて、単純な説教も時には垣間見える。ただそこだけには留まらずに、そういった宗教的組織の中にいることからもたらされる洞察も同時に見える。

_ ハン・チンジャオをどう考えるかとかは、ガンスリにおける不毛(に見える)論争にも通じる所がありうるだろう。

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オースン・スコット・カード「ゼノサイド 下」【 amazon / bk1

BOOK 有栖川有栖「海のある奈良に死す」

_ 半分旅行案内のような。そんな感じ。古代とか八百比丘尼とか時間軸方向に掘り込んであると良かったのかもしれない。

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12月25日(木)

横須賀線

_ 昨日、疲れてたので、自分へのクリスマスプレゼントにライナー券を買った(安い)。

_ しかし、ホームライナー逗子は朝夜の1往復しか設定されてないし、車両は183系でアレだしで……。中央ライナーの257系や湘南ライナーに充当され始めたらしい251系に比べると見劣りがする。湘南ライナーに乗れば本数も多いのだが、大船で乗り換えになってしまう。

_ 890+950=1840円かかる普通車グリーンとライナーの中間になるのが欲しい。房総料金回数券みたいなやつ。

_ 京急ウィングだと620+200で820円なのか。しかし文庫乗換えなら、大船までの湘南ライナーと同じだし。


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12月26日(金)

EVENT C65

_ 豆満江の本が出てるのは大体この辺です。

12/28(日) 西と-18b presented by tatuya
12/29(月) 東キ-26a liliane.jp
12/30(火) 東T-26a 豆満江開発機構

_ 3日目はスペースにいるでしょう。1・2はスタッフをやっています。

RAIL EF71 2次型

_ アソビットに行ったら半額セールだったので、購入。写真

_ 編成組めそうなのを探したけど、見当たんなかったので単品で。50系とかかなぁ。


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12月31日(水)

EVENT C65

_ お疲れ様でした。数字と成果はのちほど。0日目はスタッフではなく1サークルとして設営。1と2は西で館内スタッフ。3日目はサークルの運営。

_ 0日目。前日設営日はごく普通に過ぎました。設営現場でなさきさんに出会った事と、さとうさんと色々取引したぐらい。

_ 1日目。初日。この日の拠点はたっちゃんの所で西2ホールの1ホールに程近いところだったので1・2ホールを分けるシャッターが開いてからは巡回と称してちょくちょく様子を見に行く。1日目なのもあって、その程度の平穏さはあった。

_ 2日目。この日の拠点は東地区。朝のお仕事は相当に穏便に行ったのだけど、11時〜12時ごろにちょっとしたお祭りに巻き込まれる。若葉マークが外れる前にそれなりの経験をつむチャンスを得たって事で良しとする。liliane.jpの売れ行きが思いのほかなので、午後はその辺の再調整のために電話連絡に追われる。くわね氏にノウハウを伝達したりとか。

_ 3日目。豆満江のスペースで疲れを癒しながらサークル参加。2日目に適当に要領がわかっている売り子な人々がいるので、私は適当にサポートと上位レイヤーの対応。葉鍵、評論、同人CD辺りは遊撃できたのでかいもの系は満足。在庫を裕君の車に積み込んで、寿司食って帰る。

_ ともあれ、それなりに平穏に過ぎました。夏に比べて筋肉痛はないかわりに適当に鼻風邪をひきましたが。ともあれ、3日間車を出してくれた裕君、荷物運びや伝言役のえぐ氏、ちろ氏。彼らは売り子もやってくれました。いつもの相棒のくわねん。サークルとしてもスタッフとしても色々お世話になったおりくらさん。せいるさんをはじめとするまこみし関係者の皆様。他いろいろの方々に感謝しつつ、コミケは終わったのでした。


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