Diary 〜05年09月〜

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9月1日(木)

今日〜寝坊・マッカラン

_ そして今日は寝坊した。20分ぐらいだけど。しょうがないので朝飯抜きで移動、スタバで買ったカレーパンでごまかす。仕事はいつも通り。いつの間にやらWindows Server 2003がインストールしたサーバOSトップになっているような気がする。

_ 帰宅途中でマインモルトのマッカラン1990を入手。

BOOK 谷川流「涼宮ハルヒの陰謀」

_ だらだら感が強まっている。しかし作品のテーマがだらだら最高!だからしょうがないか。帯にアニメ化とか書いてあるが、確かにアニメ向きの作品ではある。

_ 谷川流「涼宮ハルヒの陰謀」【 amazon / bk1

BOOK 三雲岳斗「旧宮殿にて」

_ ダ・ヴィンチが探偵役の歴史モノミステリ短編連作。三雲はライトノベルよりも歴史ミステリとかSFとかの方が上手いと思うのだが、過去の作品がさっぱり文庫に落ちてこない。

_ 三雲岳斗「旧宮殿にて」【 amazon / bk1

BOOK 志村貴子「放浪息子 4」

_ この年代の論理構造って今となっては謎だ。そして中学校進学してもまだ続くのか。

_ 志村貴子「放浪息子 4」【 amazon / bk1

BOOK 時計野はり「お兄ちゃんと一緒 4」

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9月2日(金)

今日〜移動ばっかり

_ 茅場町〜四ツ谷〜五反田〜四ツ谷〜横浜。横浜では栄光同期な人々の飲み会にちょっとだけ参加。某S氏の話とか。

BOOK 北野勇作「空獏」
空っぽの獏が食べる空爆の夢はあまりにも空漠としているけど、そこに広がる空は泣きたいほどきれいで…。10の掌篇と9つの短篇が織りなす、不条理で優しい戦争。北野版「スローターハウス5」。書き下ろし。

_ とあるが、わからん。雰囲気は嫌いじゃないのは解るんだけど。戦争とか人生とかひっくるめて全部メタ化して、その辺がゆるゆるなフィクションで、でもまぁ悪すぎはしないからまぁ良いかな感?

_ それとも「スローターハウス5」を読めと言うことだろうか。

_ 北野勇作「空獏」【 amazon / bk1


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9月3日(土)

今日〜国立博物館・上野・秋葉原

_ 東京国立博物館へ。混むかも知れないからってんで早めに行ったが意外に空いていた。特別展の「遣唐使と唐の美術」を。メインの墓誌以外は復習という感じではあった。とりあえずこれもポスターのインパクトが一番だったかも。

_ 博物館出てからは、上野公園で大道芸を見たり、アメ横歩いて親子丼食ったり、秋葉原で模型屋めぐりしたり。帰りの横須賀線でアバンティを聞きながら帰宅。


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9月4日(日)

今日〜浜松町

_ 都参貿集中日だったので浜松町に。当初予定していた鉄娘ファンは12時にはほぼ完売状態。なんか凄い速さで走り回るプラレールがあったりとか。なんとなく織倉さんや佐々木さんに会ったので適当に挨拶したり館内を巡ったりしつつ。雨が降り始めた辺りで冷やしラーメン食って浜松町撤退。途中横浜の井門やヨドバシで買い物をして帰宅。

_ なし崩し的にCANDYFORCEが杜の奇跡に参加することに。

_ 夜は大航海時代やったり、今更のように少女魔法学やったりで27時ごろ寝る。


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9月5日(月)

今日〜台風

_ 台風が来ていて、余波で三浦半島に大雨洪水警報とか出ていたようだが、結局特に何もなかった模様。同僚と待ち合わせているのに常駐先の人に呼び止められたりもしつつ、新宿で新刊を買って撤収。

_ 帰宅後少女魔法学の続きをやっていたが、かなり運ゲーで疲れた。24時過ぎに寝落ちした模様。

BOOK 田中メカ「セーラー服にお願い! 2」

_ 田中メカ「セーラー服にお願い! 2」【 amazon / bk1

BOOK 筑波さくら「ペンギン革命 2」

_ 筑波さくら「ペンギン革命 2」【 amazon / bk1


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9月6日(火)

今日〜飲み会・ダーツ・終電

_ 夕方のMTG後、MTG先の客とキックオフ(と称した飲み会)。2次会はダーツだった。ダーツは多分適当に通えば楽しめるような気がしたが危険そうなので止めておくのがいいと思う。

_ 23時過ぎに撤収。渋谷だったので東横で横浜乗換え最終久里浜行を狙ってみるが失敗。終電の逗子行で帰宅。


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9月7日(水)

今日〜良くない日

_ 前日の終電帰りの時にSUICAとパスネットを上着に突っ込んだままだったのを忘れて、駅->自宅->実家->自宅->駅をやってしまう。最近忘れ物ばっかりな上に今回はどこに入れたのかも忘れていて、最悪。結局走り回った挙句茅場町まで座れずじまい。疲れた。


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9月8日(木)

今日〜セットアップ祭り

_ 常駐先でセットアップ祭り。多少余裕があったので共通部分を作った段階からsysprepで複製してみる。結構便利っぽい。

BOOK 村上春樹「蛍・納屋を焼く・その他の短編」

_ 村上の短編は始めてかも。蛍は「ノルウェイ」に含まれるエピソードと同型の作品だけど、短編ゆえの象徴性のリンクの強さがあって、単純さの強みではあるけれど、逆にそれがちょっときつすぎたような気もする。

_ 村上春樹「蛍・納屋を焼く・その他の短編」【 amazon / bk1


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9月9日(金)

今日〜ありえない

_ 午前中からありえないミスをしたり、事故が降ってきたり。夕方辺りからかなり殺伐としていた。とりあえず常に3人ぐらいとメッセで話している状況で、書類仕事と技術仕事を片付けるのは無理。

_ 夜はいつものように書店経由で帰宅。

BOOK 森博嗣「τになるまで待って」

_ 屋敷モノ。なんとなくもっと凄い大規模なトリックを想定していたのだが。しかし、今回の結末は蓋然性のレベルにとどまるような気も。そしてやはり今回も主役は犀川と四季なのか。

_ 森博嗣「τになるまで待って」【 amazon / bk1

BOOK 小林めぐみ「食卓にビールを 4」

_ 相変わらずだなぁ。ざくざく読めて出版ペースも速くていいね。作家の趣味の世界なので、そんなもんではあろうけど。

_ 小林めぐみ「食卓にビールを 4」【 amazon / bk1

BOOK 吉田茄矢「サウスギャングコネクション 2」

_ シリーズ化されたらしい。それはそれでいいんだけど、前作からの引継ぎキャラクタが多くて、その辺忘れちゃっていたりするのでちょっと楽しめず。新キャラ出したのに描写が薄かったりとか。ううむ。

_ 吉田茄矢「サウスギャングコネクション 2」【 amazon / bk1

BOOK 坂辺周一「百人遊女」

_ 吉原舞台の色恋物語、らしい。心通い合っても遊女と客と言う関係が以下略と言う感じで、切ない系の話が好きならいいかも。かなり話が定型的なような気もするが、その辺はしょうがないところか。

_ 坂辺周一「百人遊女 1」【 amazon / bk1
坂辺周一「百人遊女 2」【 amazon / bk1


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9月12日(月)

今日〜だから無理だって・無所属新人社会学者

_ 16時からサーバ3台セットアップとか。同時3人(ryとか。五月雨式に色々壊れるし。最近はさっさと見捨てて帰るようにはしてるけど、肝心の気分の低下は帰り道とか帰った後にも引きずるからあんまり変わりなかったりも。

_ そして3台セットアップは2時間で強引に終了。sysprep便利。

_ 突っ込みを貰ったので軽く書くと、作業対象はVM Ware上のWindowsServer2003なDBサーバ(MSSQL)x1とAPサーバ(IIS/CS2002)x2でサーバアプリインストールまで。手順としてはServer2003のSP1適用済ディスクで普通に1台作って、作業環境とパッチ適用を終えたところでsysprepを使って再シール。シール済のディスクイメージを3台分コピーしてVMの設定を変更した後、残りの設定作業といった感じ。重要なのはsysprepでディスクコピーでもちゃんと動くようにすることとインストール用イメージをVMホストPCに集約してローカルディスクアクセスだけで完結するようにすること。大体、3台動き始めるまで1時間、個別の設定が1台20分ぐらいで1時間。多分実機でもうまくやればこのぐらいの時間でできるかと。

_ そんなこんなで殺伐と帰宅したら、途中でこんな張り紙が。そうか、無所属新人か。


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+ mukumoto 『3台2時間でセットアップって一体どうやるんでしょう・・・?(^^;)』
+ だい 『ヴェーバー先生・・・(w でも財政破綻は魔術ですね、うん。』


9月13日(火)

今日〜QMA・ごめん

_ 早めに仕事が上がったので新橋のゲーセンでQMAをやっていたら、社から電話。内容は既に把握済みの事だったんだけど、主に隣のIIDXがうるさくて(責任転嫁)相手の人には大変失礼なことに。申し訳なかったです。

_ 結局1時間ぐらいやった後、新橋からの横須賀線でも延々とRidgeRacersをやっていて、最近には珍しくゲームしまくりな一日でした。なんかTPO間違っているけど。

BOOK 宇月原晴明「信長 あるいは戴冠せるアンドロギュヌス」

_ 単に伝奇小説あるいはファンタジーというよりは佐藤賢一とかに近い歴史モノななにか。エーコとかまではさすがに行かないような気がするけど実在する歴史資料など虚実入り混じったフィクションが良い。

_ 宇月原晴明「信長 あるいは戴冠せるアンドロギュヌス」【 amazon / bk1


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9月14日(水)

今日〜六本木・RidgeRacers

_ 朝から六本木で作業だった。馴染みのない街だがとりあえず横須賀線からアプローチするには結構面倒な場所だった(恵比寿から日比谷線)。14時頃に四ツ谷に撤退だったので気温のピークに当たってしまいかなり疲れた。

_ 帰りは書店をのぞいて特に何も買うものもなく、東京から鎌倉ぐらいまで延々とRidgeRacers。何とか全部クリア。もっともSpecialの最終ツアーのラスト2戦はMidtown ExpresswayとDowntown Rave Cityだったので楽勝。

BOOK 大山誠一郎「アルファベット・パズラーズ」

_ シンプルな本格ミステリ連作。4人の個性ある探偵役の議論とかは西澤の作品のそれに通じるところがあるかも。もっとも、最後のひっくり返しは逆にシンプルさから離れてしまっているようで微妙かも。

_ 大山誠一郎「アルファベット・パズラーズ」【 amazon / bk1


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9月15日(木)

今日〜ゲスラ・終わる夏

_ 無所属社会学者とは別の橋脚にゲスラを発見。だれが貼ってんだろう、このシリーズ。

_ そして今日はかなり涼しかった。9月も半分終わったし、夏も終わりか。ちょうど読んでいた「海を抱く」が夏に行った南房とか東京湾フェリー、地元の鎌倉や横浜なんかが出てきていて、その辺からも微妙に感慨があったり。

BOOK 村山由佳「海を抱く BAD KIDS」

_ 良い意味で技巧的でなく、単純に心理描写と出来事の描写が続いて行くだけなのに、妙な力で妙に心動かされた。それは上に書いたような最近の個人的な経験とか、基本的な嗜好の傾向とかが中心ではある。が、その単純な心や世界の動きの描写の真実味が、定型性とかあるいは逆に奇抜さとかいう次元ではなく、描写の誠実さ丁寧さという次元で存在しているように感じる。

_ 大概こういう感想を持った作品にはどこかしら引用したくなるようなフレーズがあるのだが、この作品にはなかった。つまり、そこが強みなのだと思う。

_ 村山由佳「海を抱く BAD KIDS」【 amazon / bk1


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9月17日(土)

今日〜飲みすぎ

_ 夜、コミケスタッフの打ち上げだったが、素敵に飲みすぎた風。もちろん吐くほどではないけど、カラオケで全然声でない&翌日筋肉痛。飲み会->カラオケで終電一本前で帰宅。

BOOK 大楽絢太「七人の武器屋」

_ 懐かしい感じがする国産TRPGっぽいファンタジー世界舞台の物語。ストーリーも結構良かったし、新人でファンタジア対象佳作らしいので次作も期待。そして、妙に漢字に威力のある作家名は本名らしい。

_ 大楽絢太「七人の武器屋」【 amazon / bk1

BOOK 高屋奈月「フルーツバスケット 18」

_ フラグ回収モードでそろそろ締めなのかな。

_ 高屋奈月「フルーツバスケット 18」【 amazon / bk1


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9月18日(日)

今日〜カラオケ

_ 今日も秋葉でカラオケ。Mtさんthen-dさんと。カラオケ後は3人で雑談とthen-dさんとアソビットと丸善丸の内。余り散財せずに帰宅。

BOOK ジェムズ・グリック「ニュートンの海 万物の真理を求めて」

_ 研究スタイルの記述を軸にしたニュートンの伝記。プリンキピアが生まれるまでの過程を中心に。注釈だけで全体の1/3になりそうな勢いだったりも。この種の科学史的な読み物が好きならお勧め。

_ ジェムズ・グリック「ニュートンの海 万物の真理を求めて」【 amazon / bk1


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9月19日(月)

今日〜中毒性ゲーム

_ いちにちげーむやってました。A7。

_ グラフィックが改善されたり、車両が多かったりだけど、根本的には4と変わらないなぁ。架空車両は封印して、主に運用してるのはMc250、E217、681-2000あたり。


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9月22日(木)

今日〜Victorian Cafe Emily

_ 初台帰りに本屋を見ていたらくわね氏からメール。曰く「新宿小滝橋通りの歩道でメイドさんを見た件」「余りにメイドの人が周囲から浮いてたから最初、幻覚かと」。と言うわけで、幻覚を確認にVictorian Cafe Emilyに行くことに。集合は21時だったので、プロントで北杜を飲んで時間を潰した後、白い人と同居人の人も合流して店に。

_ 店は道路側に大きなガラスを置いて、内装もコンクリート打ちっぱなしに比較的シンプルな調度類で好印象。スタッフの人はまだ訓練途上と言う感じだったけど。ラストオーダー22時と寄り道しやすいので頑張って欲しい所。

BOOK 鯨統一郎「邪馬台国はどこですか?」

_ 歴史ミステリというか「歴史の謎」をネタにした安楽椅子探偵もの。面白いがミステリなのかは微妙。

_ 鯨統一郎「邪馬台国はどこですか?」【 amazon / bk1

BOOK 芦原すなお「ミミズクとオリーブ」

_ こっちも安楽椅子探偵もの。優しい雰囲気で加納朋子とかに近い(解説書いてるし)。雰囲気の割に起こる事件は結構派手だったりもしつつ。

_ 芦原すなお「ミミズクとオリーブ」【 amazon / bk1

BOOK 芦原すなお「嫁洗い池」

_ 続編。(郷土?)料理が結構出てくるのだが、しかし想像力の外なのがつらい。以下に和食を食べなれていないということか。あと、事件の派手さが多少エスカレートしているのの評価は趣味によるかも。

_ 芦原すなお「嫁洗い池」【 amazon / bk1

BOOK 田中芳樹「アルスラーン戦記 11 魔軍襲来」

_ 6年ぶりの新刊。次回は2010年ぐらいか。と言うのはともかくとして、巻頭の地図を見て気付いたのだが、アラビア半島(に相当するもの)がないのね。それで妙に違和感があったのか。

_ 内容はそろそろと伏線を回収している感じ。アルスラーンの各将をきちんと全員出そうとしているのはどうなんだろうか。

_ 田中芳樹「アルスラーン戦記 11 魔軍襲来」【 amazon / bk1


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9月23日(金)

今日〜睡眠・今週のこと

_ 昨日は24時過ぎには帰宅したのに、その後18時間ぐらい寝て、まともに活動開始したのは20時頃。我ながらひどい休日だ。

_ そして今週は素敵に余裕がなかった。平日が3日、それも自社内で作業できるのが1日ちょっとと言うのは厳しい。とりあえず読書だけは進んだが、プライベートはそれ以外は停滞気味に。

BOOK 瀬名秀明「デカルトの密室」

_ 煽りにある心脳問題は余り重要ではなくて、むしろ自由意志と<私>の問題が中心。タイトルにあるとおりデカルトやそれ以後の哲学の展開を抑えていると、本書が問題にしたいことは掴みやすいが、だからといって提示されている展開が掴みやすくなるかというと疑問かも。以下、哲学っぽい言説。

_ 本書における「密室」とは限界のことであり、拘束という点においては規定とも言い換えられる。三部のタイトル「機械の密室」「脳の密室」「宇宙の密室」は、機械であること、人であること、この宇宙の内側にあることのそれぞれの限界・規定性を提示している。そうした限界・規定性の上で自由や<私>がどのように確保されるのか(あるいは確保されえないのか)が本書の論点である。

_ 哲学の立場から本書を検討すると、いささか無手勝流に引用されるデカルト・ウィトゲンシュタイン・チューリングを初めとする哲学や数学の言論から外れた、しかし密接に連関するテキスト群が理解の助けになるように思われる。たとえば、ウィトゲンシュタインにおける世界像命題(これは量的差異が質的差異に変遷するとも捉えられる)やフッサールの超越論的現象学の企て(彼の主著の一つは「デカルト的省察」である)など。

_ 無論、本書の目標は必ずしもその解を与える点にはなく、三部のタイトルに象徴される「限界」とその突破を目指した人々の物語の提示にあると考えられる。その点において良書であることは疑いない。

_ と、他にも永井の「比類なき<私>」や野家の「物語り論」など実際に大学時代に接した授業とも密接にリンクしていたりするが、とりあえず哲学モードはこのくらいで。哲学以外でも、「物語」という点では例えば「書淫」とかも連想するし、フランシーヌはすごい勢いで真賀田四季だし、そんな感じ。

_ 瀬名秀明「デカルトの密室」【 amazon / bk1

BOOK 桜庭一樹「少女には向かない職業」

_ 表紙が攻撃力高すぎ。

_ 桜庭の一般向け初作品。とは言え、良い意味でいつものペースは外れずにいて、ライトノベル文庫に比べて多少分量に余裕があるせいか、「砂糖菓子」ほど急いだ感もなく良い。ここで更に一段化けるとは行かなかったと思うが、十分に満足できる出来。来月にはハヤカワJAでも新刊が出るらしいので、そっちも期待。

_ 桜庭一樹「少女には向かない職業」【 amazon / bk1


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9月24日(土)

今日〜ハヤカワ税

_ 一日だらだらと。午後、横浜の有隣堂にだけ行って早川だけ4冊ほど購入。お布施というかなんと言うか。

BOOK 谷甲州「遥かなり神々の座」

_ 山岳冒険小説。ざくざく読めて面白い。そして、ヒマラヤ周辺の地形をさっぱり把握していないことに気付く。平面的な地図はともかく、標高とかを把握してないので立体的に捉えられた知識がない。

_ 谷甲州「遥かなり神々の座」【 amazon / bk1


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9月25日(日)

今日〜TOEIC・京急・夕焼け

_ TOEICの試験を受ける。前回と変わらない程度の出来だった。会場が三浦海岸駅徒歩7分ってな所だったので京急でふらふら移動。行きは八景と横須賀中央で乗り換え。帰りは中央で降りようかと思ったが、A快特だったのでそのまま文庫で乗り換え。

_ 久しぶりの京急で700以外の現行車種は走行しているのを見れたので良かった。文庫の車庫で700も見たような気がするが定かではない。

_ そして台風の雲が去った後の夕焼けがきれいだった。夏影を聞いて、Airに関する幾人かのテキストを読み直してみる。

BOOK グレッグ・イーガン「ディアスポラ」

_ 新刊。指輪ばりの読者置いてけぼり記述な冒頭が素敵。30世紀、人格・記憶をソフトウェア化した人類の宇宙進出を描くハードSF、という触れ込み。

_ 既刊のイーガンの長編はだらだら感と法螺が止まらない感があったのだが、エピソードを重ねる短編連作という形式をとっているのでだらだら感はない。法螺は止まるどころかエスカレートしているが。というか、ラストは加速しすぎ。しかし、バックにある科学研究に関する知識とそれを発展させる「法螺」力が健在で、わけの解らない感も含めて、その知識と法螺の渦に巻き込まれるのが心地よい。

_ そして中盤のこの記述がとても重要。

けれど、僕らはこの先どうなるだろうと実は自問しつづけている。歴史は道を示してくれない。進化も僕らを導いてはくれない。(…中略…) ぼくらはどんなふうにでもなれる。将来、人間が広がって行くはずの宇宙から見れば、銀河系はちっぽけなものでしかないだろう。僕らは道を見失うことなく、その宇宙を探検していけるだろうか? (…中略…) 銀河を征服するのは、宇宙船に乗ったバクテリアのやることだ。分別もなければ、他に選択の余地もないのだから。
ぼくらの現状は、それとは正反対だ。際限のない選択肢がある。ぼくらが他の宇宙航海文明を見つけることの必要な理由はそれだ。(…中略…) 生存のための宇宙物理学も重要だが、ぼくらは同じ決断に直面して、いかに生き、何になるべきかを理解した他者を見つける必要がある。ぼくらは、宇宙に存在することの意味を知る必要がある。(pp.289-290)

_ 科学を探求し、宇宙を理解していくことがなぜ必要なのか。僕らにおいて必要な他者とは何か。行き着くべき「最後」とは何か。について。

_ グレッグ・イーガン「ディアスポラ」【 amazon / bk1


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9月26日(月)

今日〜乗継・疲れてる

_ 寝過ごしたので初台まで行くのに横浜・品川・大崎・新宿で乗り換え。それでどれだけ短縮できたかは疑問だけど。そして素敵に事故を起こしてみたりとか。ipfwをリモートからいじるときは注意しないとね。あう。

MUSIC くるり「赤い電車」

_ なんとなく買ってしまった。

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9月27日(火)

今日〜移動日・Livedoor Wireless

_ 五反田〜四ツ谷〜新宿御苑〜四ツ谷〜青山〜新橋と移動。最後の新橋はゲーセンに行っただけだけど。むやみに思考が発散する読書よりも没入できるゲームの方が気分的に沈んでいるときには楽だったり。

_ 弊社の近所にLivedoorWirelessのアクセスポイントができた(ここ)ので、登録して使ってみる。さすがにちょっと距離があるので窓際の自分の席からでもぎりぎりだけど。南青山や六本木の取引先近くにもAPがあるっぽいので、うまく使えれば便利かも。


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9月29日(木)

今日〜事故の種

_ いつものように湘南新宿ラインで往復して、スタバでグランデラテを買って、昼にパスタを食って、本屋に寄って帰る。そして、いつものように事故の種は尽きない。ついでに同時メッセンジャー6人を記録。

_ そんないつもの木曜日。

BOOK 谷甲州「神々の座を超えて」

_ 「遥かなり〜」から登場人物を引き継ぐ続編。登山というものにまともに向き合った経験がないので、なんかとても楽に高山に登っているような気がするのは、単に実体験の不足なんだろう。

_ 谷甲州「神々の座を超えて 上」【 amazon / bk1
谷甲州「神々の座を超えて 下」【 amazon / bk1

BOOK 林譲治「ウロボロスの波動」

_ エンジニアリングのレポートっぽい。JAXA辺りの広報資料風というか。サイエンスとエンジニアリングと人間の動きが淡々と描かれていて良い感じ。はったりがない分、読者の知識がきっちり試されるかも知れず。

_ 次作が10月のJコレで出るっぽいので期待。

_ 林譲治「ウロボロスの波動」【 amazon / bk1


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9月30日(金)

今日〜交通費・JAXA i

_ 月末なので交通費の清算。片道最大が310円なのに合計したら1万円近い。ちなみに310円は品川〜恵比寿〜六本木(湘南新宿ライン+日比谷線)。

_ 馬鹿っぽいミス(gateway_enableするのを忘れてた)をしたりしつつ、19時ごろ終了。丸の内に出て、JAXA iと丸善を眺めた後、中華屋で麺を食って帰る。

BOOK 谷甲州「ジャンキー・ジャンクション」

_ 山岳もの。ざくざく読んでいたら思いのほかあっさりと終わってしまった。むう。

_ 谷甲州「ジャンキー・ジャンクション」【 amazon / bk1


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